「イオンシネマ幕張新都心」のオープニングイベントの模様

20日、「イオンシネマ幕張新都心」のオープニングイベントとして、デザイナーや音楽プロデューサーとしての顔も持つ篠原ともえと、『つみきのいえ』でアカデミー賞短編映画アニメーション賞を受賞したROBOT所属の加藤久仁生氏、独特のパフォーマンスが話題のアニメーション作家・姫田真武氏が登壇した。

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また同イベントでは、イオンエンターテイントと、日本を代表する大手映像制作会社ROBOTが、若手アニメーション作家を育成・支援するために組まれた新プロジェクト、「HAG(ハンドメイド・アニメーション・グランプリ)」の始動が発表され、プロジェクト主幹のROBOTチーフプロデューサー・丸山靖博氏、イオンエンターテインメント・営業本部長の大山義人氏も参加しての、トークセッションが行われた。

発表の場がWEBなどに限られ、ビジネスとして成功しにくい状況にあるショートアニメーション作家の才能を発掘し、チャンスを提供することを目的としている「HAG」。コンペに選ばれた人には仕事のオファーが保障されるという。第1回コンペのお題は、イオンシネマで上映する「マナーCM」および、「映画館にまつわるショートストーリー」で、詳細は公式サイト(https://www.aeoncinema.com/handmade/)にて確認できる。

現在、松任谷由実が来年行う全国ツアーの衣装を手がけている篠原は、「松任谷正隆さんにお会いしたときに、篠原がユーミンに着せるなら、どんな服を作りたい? と聞かれて、プレゼンテーションをしたのがきっかけだったんです」とのことで、今回のコンペにも「テーマがあってそれに向かってアイデアを出すというのは、クリエイターにとってすごく楽しい出来事だと思うんです。それにこれがお仕事として繋がっていくのがステキで、新しいアニメーターさんの卵を温めるような、それを見守るような気持ちで見つめたいですね」と感想を漏らした後、コンペが90秒作品だと聞くや、「90秒!! だったら、私なら布を使って…」と、早速アイデアが湧きだしたようで、「私も参加したくなっちゃった!」と大興奮していた。

若手アニメーション作家支援プロジェクト「HAG」
12月20日(金)始動

取材・文・写真:望月ふみ