ところで、読者のみなさん。
こんなアンティークな古き良き時代を漂わせるお店に、「半漁人のバーベキュー」たるものがあることをお忘れではないだろうか。
ということで、さっそく食事をしようと栗崎さんにオススメのメニューを聞いてみた。
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クリームチーズ入りのアマゾン奴(やっこ/500円)に、アンチョビポテト(500円)、
ほかにも、ナシゴレン、トムヤムクン、アヒージョなどジャンルにとらわれないメニューを提供している。
…しかし、オススメのメニューを聞いてみても一向に「半漁人バーベキュー」の名前が出てこないので、意を決してたずねてみることに。
……「半漁人のバーベキュー」という1万円もするメニューがあるようですが、それはどのようなものですか?
半漁人のバーベキューとは?
「珍品珍獣」Strange Food、半漁人のバーベキュー(1万円)とは?
「もともと、ほかのお店と違う、お客さんが喜んでくれるメニューを作りたかったんです」と栗崎さんは静かに語った。
そこでどうして半漁人という発想になったのかというと……。
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店内にある、マスコット的な世にも珍しい半漁人の人形から生まれたそうで……。
そしてこれが、バーベキューに使う半漁人の手!?
に、人形の手とそっくり!!
オーナーの「とっておきのメニューなので来店してからのお楽しみにしてほしい」ということで、半漁人に使用されている「珍獣」の肉についてはヒミツだと言われてしまった。
この「珍獣」、手だけでは想像しづらいが、どうやら亜熱帯の川辺に多く生息している爬虫類のようだ。
珍獣を解凍する時間がかかるので、半漁人のバーベキューは事前予約制だそうだ。
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と、ここで突如、原祥介オーナーがお店に!
実は家系ラーメン「介一家」のオーナーでもある彼に、半漁人の人形について伺うと、この半漁人のバーベキューのモチーフになった人形は、原オーナーが横浜で開催された映画祭で観た「大アマゾンの半魚人」を気に入り、売ってもらったものとのこと。
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せっかくなので個人的に通う横浜市内でお気に入りのお店があるかどうか訪ねると、「やっぱり自分のこのお店が1番のお気に入りだよ。オリジナリティを大切にすると、店を作る大変さの中にも、完成した時の喜びがすごく大きいと思うんだよ」と大阪弁で穏やかに語って下さった。
ということで半漁人のバーベキューを実際に出していただくことに。
料理を待っている間に酒好きの筆者はバーテンダーの平沢さんにお願いし、筆者のイメージのカクテルを作ってくれと迷惑なお願いを。平沢さんは爽やかだと言ってくださったが、若干無理やり言わせた感を残しつつ、できあがったのが…名付けて「伊東(筆者)スペシャル」!
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キウイ、ヨーグルト、パインが3層に分かれている何とも爽やかなカクテル! 値段をつけるなら800円!
アマゾンクラブの客層は30~50代と若干高め。男
女比は6:4で男性が多いそうで、女性だけのお客さんは少ないそうだ。