2011年は前年にひき続き、K-POP・新韓流の嵐が吹き荒れた年でした。皆さんも「KARA可愛いなあ」とか「少女時代はキラキラしてるなあ」とか 、テレビを見て、思っていたのではないでしょうか。
でも少女時代やKARAや東方神起以外のところでも、ブームは加熱しまくっていたのです!
では、2011年のK-POPカルチャーシーンを振り返って、「知ったかぶり」になれるコネタを挙げていきたいと思います!!
■2011年、キテたのは、A-PINKとGIRL'S DAYとTEEN TOP!?
2011年、韓国本国でも、K-POPはねばり強く人気を博していました。その中でも、輝いていた新人といえば、少女時代の初期くらい清純派のフェアリー系ユニットA-PINK、メンバーチェンジを経て、「パンチャパンチャ(キラキラ)」がヒットし、なんと日本ライブまで成功させたGIRL'S DAY、「香水をつけないで、彼女にバレてしまうから」と、年上女子との恋を小悪魔的に歌ったTEEN TOP…あたりかと思います。このあたりを「知ったかぶり」して、あとは「IUはもはや安定感があるね、4minuteのヒョナのソロデビューも良かったけどさ、やっぱり日本でウケるものと、本国でウケるものって、違うよね~」とか言っておけば、K-POP女子も「分かってる~!」と言ってくれる…かもしれません!
韓国のテレビ局、SBSの公式チャンネルよりA-PINKの「I Don't Know」。 かわいいでしょう。何この手のなめらかな動き!
■BSの番組『MADE IN BS JAPAN アジアスキ』がリニューアル
平日、毎日毎日、夕方6時から、アジア情報を放送しているテレビ番組があります。テレビ東京系列『MADE IN BS JAPAN』という番組で、台湾デイ、韓国デイ、香港デイなど、曜日別に分けて放送していたのですが、最近、思いきってリニューアル。司会になぜか、うじきつよし氏を迎え、韓国や中華圏の最新ニュースを字幕付きで紹介する「エンタメ先取りナビ」ほか、K-POPの来日ゲストを迎えたり、K-POP番長・古家正亨氏、韓流番長・田代親世さんがレギュラーだったりと、お好きな人にはたまらない内容になっています。K-POPに詳しくなかったうじきつよし氏が、どんどん詳しくなっていく様子も、ある意味、見所のひとつです。アジアンポップに興味があある人は、チェケラ!
■SHNeeの日本語詞に、ファンがとまどう事件勃発
今、大人気の男性ユニットSHNee。韓国でヒットした曲を次々に日本語にして、シングルをリリースしているのですが、3曲目に出した「Lucifer(ルシファー)」の歌詞に、ファン騒然。韓国語では、あんなにカッコ良く聴こえる曲なのに! イントロの、スピード感のある部分に、どうしても日本語詞に違和感があり、「ショックだった」「割り切るのに苦労した」「100回くらい繰り返し聴いて、無理矢理慣らした」などの声が続出。
SHNee以外にも、日本語詞に難アリな曲は多々あるので、なんとか解決すべき問題なのでは…と、K-POPファンは胸を痛めています。
(ちなみに、韓国国内でも「K-POPの歌詞は、韓国語として、文法が変」と言われているそう。元がそれでは、翻訳しても違和感があるのは当たり前?)
韓国語ヴァージョンは超かっこいいんですけど…。(韓国SMTOWN Official YouTube Chより)
■SUPER JUNIORが、ひとりひとり減っていく…。
人気の13人大所帯ユニット、SUPER JUNIOR。2011年、ついにメンバーのヒチョルが、兵役に行ってしまいました。アイドルだけではなく、韓国のカルチャー界では、「兵役で、どうしても2年間、活動停止になっちゃうから、バンドも劇団も育ちにくい」という事情があるのだそう。SUPER JUNIORも年齢的に、次々と兵役に行くのでは言われていて、ファンは心配でたまらないとか。このへんが男性日本のアイドルシーンと、根本的に違う部分かもしれません。
■新大久保が完全に原宿化
ここ1年で、韓国関係の店が、3~4倍にふくれあがりました。老舗の「コリアプラザ」ほか、最近は、大久保通り沿いに「K PLAZA 1」「K PLAZA 2」というビルが、どどーんと2棟オープン。化粧品から食品の実演販売、タレントグッズまで網羅しております。職安通り沿いのドンキホーテも、韓国コーナーを新たに大展開。隙間があれば全部が、韓流の店、になっちゃっています。もう韓国に行かなくてもいいんじゃね…と思えるほど。
東京ドームやさいたまスーパーアリーナで、K-POPのライブが行われる日は要注意。地方からコンサートに来た皆さんが、新大久保観光にも来るので、激混みしてしまい、飲食店はどこにも入れなくなります。疲れた人が道端に座っていることも…。なので、確実に遊びに行きたいときは、コンサート情報をチェックしたほうがいいかもしれません。
■K-POPファン、語学力が上がる
年々増えていくハングル学習者。ハングルはローマ字のようなつくりになっているので、少し勉強すると、なんとなく読めてしまいます。
またK-POPファンは、日本人同士で、「せんいるちゅっかへー(誕生日おめでとう)」「のむのむさらんへよー(大好きだよー)」「こまうぉ(ありがとう)」など、わざと簡単な韓国語を使うこともしばしば。
そして! 応援ウチワも韓国語で作ってしまいます。韓国語や、手作りが苦手な人のために、ハングルうちわを作ってくれる業者もいます。すごい時代になったもんです。
■韓国コスメ大流行、女装男子の間でも!
以前から韓国コスメは、韓国旅行ミヤゲの定番でしたが、今は日本で買えます。新宿ルミネにEtude Houseというブランドが入ったほか、新大久保には、「POP SKIN」「VIJIN COSME」など、コスメ専門ショップも多数。韓国グッズショップにも、さらっと置いてあります。質も良く、何しろ値段が安い。デパート1階の化粧品売り場のような、威圧感は全く感じずに、キムチを買うのと同じノリで買えるのが良いところです。その「買いやすさ」のせいか、ひそかに「女装男子」にも人気なんだとか…!
あとは、そうですね、
「K-POPねえ、2000年前後に、大阪のオネエの間で流行ったのが最初のブームじゃないかなあ。
ああ、DJ OZMAが、K-POPの名曲をたくさんカヴァーしてるから、OZMAを聴きなおすと楽しいかもよ。
Aメロ、Bメロ、サビ、じゃなくてさ、K-POPって、サビ、サビ、サビで出来上がってるんだよね~。
しかしこのブーム、どうなっちゃうんだろうね、もう出尽くした感があるよね、興味深いね~」
このくらい言うと、「すごく詳しい人」に見えてしまうかもしれません…!
いや、本当、どうなっちゃうんでしょうね、このブーム!