11月4日(土)・国立競技場に勝ち残るのは5年ぶりのファイナル進出を睨む横浜F・マリノスか、7年ぶりの決勝進出を狙う浦和レッズか。両軍が10/11(水)・15(日)の『JリーグYBCルヴァンカップ』準決勝で激突する。
4強までの道のりは対照的だった。横浜FMは『ルヴァンカップ』グループステージ6試合で大量14得点を叩き出し、5勝1敗・勝点15で見事Aグループを1位突破。準々決勝の相手はA組2位の北海道コンサドーレ札幌。グループステージでは1勝1敗、プライムステージでも1勝1敗に終わったが、2試合合計5-3で横浜FMが打ち勝ったのだった。
一方、浦和は6試合でわずか5ゴールの勝点8にとどまりながら、1勝5分で混戦のBグループを1位突破。苦しんだグループステージから一転、プライムステージ準々決勝ではガンバ大阪を相手に1-0、3-0と連勝し、3年連続4強入りを決めた。
両チームとも『明治安田生命J1リーグ』の嫌な流れを『AFCチャンピオンズリーグ』で断った。9月29日『明治安田J1』第29節・ヴィセル神戸との首位攻防戦で0-2の完敗を喫した横浜FMは10月3日・『ACL』グループステージMD2・山東泰山戦で1-0の勝利。完全アウェイの中、37分水沼宏太の決勝点を守り抜いた。
片や、浦和は『明治安田J1』第29節・横浜FC戦は1-1と痛い引き分けに終わった。ホセ・カンテを出場停止で欠き、ブライアン・リンセンが37分に負傷交代した浦和は決定力不足に泣いた格好となった。だが、5日後の『ACL』グループステージMD2・ハノイ戦では24本ものシュートの雨を降らせて、6-0の大勝。大会は違えど、勢いを得た。
首位神戸は2位横浜FMに勝点4差、3位浦和に勝点8差を付けるが、横浜FMも浦和もリーグ戦を諦めていない。『ルヴァンカップ』準決勝を突破すれば、11月も連戦が続くことになるが、両クラブともカップ戦のタイトルを譲る気はさらさらない。
直近10試合の直接対決の成績では横浜FMが6勝3分1敗と圧倒する。第22節はスコアレスドローとなったが、その前の3試合でアンデルソン・ロペスが計4得点とゴールを量産している。
果たして、横浜FMが22年ぶり2度目の『ルヴァンカップ』優勝に王手をかけるのか、浦和が7年ぶり3度目の制覇へリーチをかけるのか。『ルヴァンカップ』準決勝第1節は10月11日(水)・日産スタジアム、第2戦は15日(日)・埼玉スタジアム2OO2にてキックオフ。チケットはJリーグチケットにて発売中。