伊藤敦樹(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

この一戦は負けられない。『明治安田生命J1リーグ』は残り3試合、3位浦和レッズは首位ヴィッセル神戸に勝点8差を付けられている。逆転優勝はさておき、ここで悪い流れを断ち切らなければならない。浦和はこの1週間で大事なゲームを落としてきた。11月4日『JリーグYBCルヴァンカップ』決勝でアビスパ福岡に1-2で屈した。8日にはアウェイでの『AFCチャンピオンズリーグ』グループJ第4節で浦項スティーラーズ(韓国)に1-2の逆転負けを喫した。浦項にグループJ首位突破を許し、決勝トーナメント進出へ崖っぷちに立たされた。そんな中、11月12日(日)・ホームで『明治安田J1』終戦を迎えるわけにはいかない。

しかし、浦和は逆風にさらされている。浦和にとって第32節が今月3試合目なのに対して、神戸には11月初めてのゲームとなる。ちなみに10月は浦和が6試合、神戸は2試合である。

さらに、右SBの酒井宏樹主将が11月6日に右ヒザを手術。8日の浦項戦で酒井に代わって右SBに入った明本考浩は危険なタックルで一発退場、『明治安田J1』第32節では累積計画で出場停止となっている。浦項遠征を回避したCBアレクサンダー・ショルツのコンディションも気になる。

一方、神戸にとっても次が大事となる。第29節・2位横浜F・マリノスに2-0のスコア以上の完勝を収め、続く4位鹿島アントラーズ戦も3-1とシャーレがぐっと近づいてきたと思われたが、前節は残留争いの只中にいる17位湘南ベルマーレを相手にまさかの1-1。横浜FMは第30節・北海道コンサドーレ札幌戦、第31節・福岡戦と各4ゴールで連勝し、勝点2差と縮めてきた。「勝点2差もある」ととらえるか、「勝点2差しかない」ととらえてしまうか。「次、勝点3を取ればいい」と思うか、「次も勝点3が取れないと……」と思ってしまうか。タイトルの重圧や追いかけてくるライバルたちのプレッシャーによって、急失速したクラブはこれまでもいくつもあった。神戸は再び前進するか、足踏みを余儀なくされるのか、次節がターニングポイントになる。

リーグ戦の通算対戦成績では浦和が25勝7分15敗とリード。直近3試合でも2勝1分と浦和はいいイメージを持っていることだろう。第4節では21分MF伊藤敦樹が決めた強烈なダイレクトボレーを堅守で守り抜いて1-0、3連勝発進の神戸にリーグ戦初黒星を付けた。

果たして、浦和が流れを変えるのか、神戸が初優勝へ前進するのか。『明治安田J1』第32節・浦和×神戸は11月12日(日)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。当日は限定オリジナルステッカーを来場者全員にプレゼント(ビジターチームを応援する来場者を除く)。チケット発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。

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