赤マルからライバルとして指名されていたX21はさすがの迫力。初めて生で見たんですが、個人的には今回のベストアクトでした。国民的美少女コンテストの面々がこれだけ集まってグループアイドルになるっていうのは、よく考えたらものすごく贅沢なことだと思うんですよ。インタビューでも語られていたように、ひとりひとりがものすごく個性があって、それがステージ上でキラキラ輝いている、という印象を受けました。
インタビューに答えてくれた末永真唯さん、長尾真実さん、籠谷さくらさんはやっぱり目で追っちゃいますし、3人ともステージ上だとものすごく表現力が高いです。人前に立つことに対して、かなり意識が高いんだろうなあ、と見ていて感心しました。初めてさくら学院を生で見たときの感覚に近いでしょうか? グループでありながら、ソロ感もしっかりあるんですよね。
さらにリーダー吉本実憂さんはやっぱりカリスマ性あるなあ、とか、3人が「美人なのに博多弁!」と盛り上がっていた松田莉奈さん、本当に美人!とかも実感しました。
さらにさらに、ライブで見ると泉川実穂さんや上水口萌乃香さん、尾碕真花さんあたりも個人的には目を引きました。たぶん、見ていくうちにどんどん気になるメンバーが出てくるタイプのグループだと思うんですよね。この中に、未来の大女優が何人もいるんでしょうね。
X21を見ていて感じたのは、清楚感や清純派オーラをとことんまで突き詰めていくと、またもう一つの地平が見えてくるんだな、ということでした。松田聖子『夏の扉』のカバー、見ていると「大正解!」と言いたくなる、独特の迫力と説得力があるんです。
さらに、最後に披露したオリジナル曲『チャイム鳴ったら』がものすごくよかった! チャイムが鳴ったら校庭に遊びに出てしまう男子を見つめている女子の恋心を歌っているんですが、X21メンバーの清純オーラとあいまって、かなりの胸キュンソングになっているんです。見ていてなんだかドキドキしてしまいました。
現在のアイドルシーンは、音楽性もパフォーマンスも千差万別で、いろいろな試みがなされていてとても楽しいのですが、X21のようにしっかりと清純派を突き進むグループも必要ですし、むしろ今とても新鮮に感じました。パフォーマンスも手抜き感がなくて、一生懸命なのが好印象です。またぜひ拝見できればと思います!