昨年から、女性誌を中心に特集が組まれるなど、恋愛のトレンドになりつつある「復活愛」。かつて付き合っていたふたりが、再び一緒になる「復縁」と同様の意味を持ちます。

しかし、なぜいま復活愛なのか、その背景から見つめてみましょう。

 

復活愛に関する相談は急増している

「当社においては、昨年は一昨年と比較して150%ほど、復活愛に関するご相談が増えました」と話すのは、恋愛カウンセラーの坂田陽子先生。

「“婚活疲れ”という言葉が示すように、新しい恋愛や結婚相手を探すことに疲れた方が、ふとしたきっかけで、元交際相手との楽しかった記憶を思い出し、復活愛に至ることが多いようです」

昔のパートナーがいかに自分のよき理解者だったか、意思疎通がスムーズにできたかなどを振り返り、懐かしい気持ちになることもあるでしょう。さらに坂田先生は続けます。

「SNSが普及し、過去の交際相手と簡単に連絡が取れるようになったのも、その一因かと思われます。『焼けぼっくいに火が付く』という成句がありますが、心の中では完全に消火済みだと思っていた元交際相手に対して、再び火種がくすぶりだすことがあるようです」