2010年代に入って、スマホやSNSを駆使して自分のライフスタイルを発信したりするギャルが増えました。そんな進化したギャルのことを「ネオギャル」と呼ぶそうで、昨年「ViVi」でも特集されて話題を呼びました。

中でも人気ブランド「FIG&VIPER(フィグアンドヴァイパー)」のプロデューサーで、DJとしても活動する植野有砂さんは「ネオギャル」の先駆者的存在。1月30日に待望のオフィシャルブック『#ALISA(ギャンビット刊)』を発売する植野さんに直撃してきました。

 

――2010年代に入って、スマホやSNSを駆使して自分のライフスタイルを発信したりするギャルが増えました。そういった人たちのことを「ネオギャル」と呼ぶそうですね。

植野:そうですね。私の周りも多いですし、私より下の世代の人にも増えてきています。

大人の方からすると、「化粧が濃ければギャル」っていうイメージがあるじゃないですか? だけど今は昔みたいな「ギャル」は減っていると思います。いわゆる「原宿系」って呼ばれていたものと「ギャル」がミックスされたような、ちょっとファッション感度が高くなっていたり、海外志向の子が多いと思います。

――ひとむかし前のギャルは、スマホよりもガラケーで、海外よりも国内・地元志向の人が多かったように思います。

植野:そうそう、「渋谷最高~!」みたいな。もちろん今もそういう子は多いです。
だけど「ギャル」って言われることに抵抗を感じ始める年齢って絶対来るじゃないですか。「(年齢的に)もうギャルじゃないし~」とは言いつつも、周囲にはギャル扱いされるし、それで自分でも結局「ギャルだな」って思ってるような子たちが進化して「ネオギャル」になっていったんだと思います。

年齢を重ねても、原宿系ファッションを取り入れるようになっても、やっぱりマインドはギャルだし、ポリシーもあるし、自分たちはイケてると思っている。

SNSで発信するということも、当たり前のことになっていて。ギャルって社交性がある子が多いからSNSでも発信力とかが高いというか、明るさが伝わってくるんですよ。それがすごく面白いなって。