“AKB48”の松井咲子

盲目のピアニストを描いた台湾映画『光にふれる』のPRイベントが5日、東京・汐留ベヒシュタイン・サロンで行われ、ピアニストとしても活動する“AKB48”の松井咲子が出席。「自然と涙があふれてくる、心暖まる作品。勇気をもらいました」と感動を語っていた。

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盲目の天才ピアニストとして活躍するホアン・ユィシアンの半生を、ホアン本人の主演で映画化。過去のトラウマが原因で表舞台に立てなくなった主人公が、持ち前の才能と周囲の支えで、再び夢に向かって歩み出す姿が描かれる。製作総指揮を務めるのは、ウォン・カーウァイ。第85回アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表に選出された。

松井はピアニストとして、インストゥルメンタルのソロCDを発売するなど、その実力は折り紙つき。劇中でホアンが見せるピアノ演奏については「私が語るなんておこがましいですが」と前置きし、「繊細でキレイ。色で例えるなら、真っ白ですね。心で演奏しているんだなと伝わってきた。何より目が不自由という状態で、ピアノ演奏するのはすごいこと」と絶賛していた。

また、「AKBの活動とピアノの両立は難しいが、家族やメンバー、ファンの皆さんの支えがあってここまで来られた」と感謝を述べる場面も。現在在籍する“チームA”では最年長で「若手の勢いを感じますが、支え合いながら、グループ全体を盛り上げたい」と意欲を見せ、「ピアノはいくつになっても続けたいし、話すのも好きなので、いつかレギュラーで番組のアシスタントMCを務めたい」と今後の活動について抱負も明かした。

『光にふれる』
2月8日(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿他全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼