菊池風磨が主演するドラマ『ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある~』(日本テレビ系)の第9話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
納税を不正に逃れさせる企業や関係者を記載した「徴税禁止リスト」の証拠をつかみたい饗庭蒼一郎(菊池)や百目鬼華子(山田杏奈)たち第三係は、徴収を見逃されている滞納者の“銀行口座の情報”を手に入れるしかないと考える。
一方、相楽(本郷奏多)は第一係の日比野(石田ひかり)に頼んで、税金を滞納している相楽グループの企業や関係者を立て続けに捜索させていた。「徴税禁止リスト」の存在を否定するために、あえて“トカゲの尻尾切り”をしているのでは…と饗庭は推測する。
しかし、その尻尾切りのあおりを食って、みゆきの商店街は存続の危機に立たされてしまう。商店街でそば屋を営む自治会長の守谷哲明(野添義弘)は、取引先である「相楽」関連の業者の相次ぐ倒産や値上げによって資金繰りが悪化し、税金を滞納。
守谷に限らず商店街の多くは「相楽」と取引があるため、「相楽」がなくなれば商店街も共倒れになってしまうのだ。
そんな中、饗庭たちに「徴税禁止リスト」の証拠をつかむチャンスが訪れる。相楽グループの子会社「サガラトノサキ製作所」がリストから外されたことで、法人住民税や固定資産税など合わせて約2億円もの滞納が発生したのだ。
調査に乗じて口座情報を調べられると踏んだ饗庭たちは、「サガラトノサキ製作所」へ向かうが、その裏でひそかに、相楽グループ会長で相楽の父・耕史郎(板尾創路)という大きな存在が立ちはだかろうとしていた。
ラストでは、相楽が「奥林(結木滉星)のためにも、父の不正をただす。だからみゆきの市に来たんだ」と副市長になった本当の理由を饗庭らに打ち明けるシーンが描かれた。
放送終了後、SNS上には、「相楽副市長の本当の目的が分かった。最後はうれしい驚きだった」「やっぱり相楽はスパイ的な存在だと思ってた。饗庭くんと奥林くんの友達だもの」「副市長はやっぱりいい人だった。饗庭くんと副市長の共闘が見たい」などの反響が投稿された。
また、本作が次週で最終回を迎えることから、「次回で最終回なんて信じたくない。寂しい」「菊池風磨くんのアドリブが毎週面白過ぎるから、ずっとやっていてほしい」「『ゼイチョー』の世界観がずっと続いてほしい。本当にいいドラマ」といった声も多く寄せられた。