高本幹也(東京サンゴリアス) (C)JRLO

3勝1敗か、2勝2敗か。東京サンゴリアスにとっても、コベルコ神戸スティーラーズにとっても、1敗を死守したいところだろう。頂点を睨む両軍にとって、序盤で2敗目を喫するわけにはいかない。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第4節は譲れないのだ。

ともに東芝ブレイブルーパス東京に敗れた。開幕戦で王者クボタスピアーズ船橋・東京ベイを相手に52-26のダブルスコアで好発進した東京SGだが、第2節ではフィジカルを前面に出してぐいぐい前へ出るBL東京のFWの後塵を拝して19-26。75分、SO高本幹也のPGでボーナスポイント1を獲得するのがやっとだった。府中ダービーを落とした田中澄憲監督は「非常に悔しい敗戦となった。課題はフィジカルバトルとわかった上、対策をして試合に臨んだが、そのフィジカルの部分で後手に回った。東芝さんの強さが際立ったゲームだったと思う」と悔しさを露わにした。東京SGは第3節・三重ホンダヒート戦は思うように点数が伸びずに34-16で勝利した。

一方、神戸Sも開幕戦は三重Hに12トライを量産し、80-15の大勝スタート。続く第2節は静岡ブルーレヴズと取りつ取られつのシーソーゲームの末、73分WTB松永貫汰のトライで逆転、30-26で連勝を飾った。そして第3節・BL東京戦ではS神戸が後半に追い上げを見せるもミスからの失点が響いて39-46に終わった。BL東京戦後、LOブロディ・レタリック共同主将は「自分たちが得点した後に簡単に点を取られて、本当にフラストレーションが溜まる内容だった。自分たちの精度が一番の原因。自分たちが30点以上スコアしたら、普通に勝たないといけない」とミスを悔やんだ。

両軍の試合登録メンバーは以下の通り。
【東京SG】
1森川由起乙、2堀越康介、3中野幹、4シオネ・ラベマイ、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7山本凱、8サム・ケイン、9流大、10髙本幹也、11チェスリン・コルビ、12イザヤ・プニヴァイ、13尾崎泰雅、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16呉季依典、17小林賢太、18大賀宗志、19飯野晃司、20サム・ジェフリーズ、21タマティ・イオアネ、22齋藤直人、23江見翔太

【神戸S】
1中島イシレリ、2松岡賢太、3具智元、4ワイサケ・ララトゥブア、5ブロディ・レタリック、6サウマキ アマナキ、7アーディ・サべア、8ティエナン・コストリー、9中嶋大希、10ブリン・ガットランド、11山下楽平、12ナニ・ラウマペ、13李承信、14松永貫汰、15山中亮平、16北出卓也、17高尾時流、18渡邉隆之、19ジェラード・カウリートゥイオティ、20今村陽良、21日和佐篤、22マイケル・リトル、23濱野隼大

果たして、3勝目を挙げるのは東京SGか、神戸Sか。『NTTリーグワン2023-24』第4節・東京SG×神戸Sは1月6日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。