全国13都府県と台湾でに出店するロピア

OIC(オイシー)グループは、2023年12月16日に、台中店に続く台湾2店舗目となる「LOPIA JC PARK 桃園春日店」をオープンした。同社は食品専門スーパー「ロピア」を中核に、「食」の企画、製造、調達、加工、販売を手掛ける企業グループ。今回は第1弾記事とは異なる角度から、「ロピア」について紹介しよう。

▼第1弾記事

関東エリア以外にも出店拡大 コスパ最強スーパー「ロピア」とは?

https://www.bcnretail.com/market/detail/20231025_372761.html

海外店舗は早くも3店舗目が出店決定!

神奈川県の湘南エリアの中心、藤沢市で精肉店(肉の宝屋藤沢店)として創業し、今は川崎市に本社を置くロピアは、全国13都府県と台湾で計87店舗(2023年12月現在)を営業する。インターネット上では「和製コストコ」とも呼ばれる、特売セール以外でもいつでも安い「EDLP(Everyday Low Price)」を目指す、原則、現金支払いオンリー(店舗による)のスーパーだ。

国内のロピアでは、精肉は「肉のロピア」、青果は「八百物屋あづま」、鮮魚は「日本橋魚萬」、惣菜は「GOCHISOUマルシェ」として展開し、「肉のロピア」はグループ会社となった埼玉・千葉・東京に出店するスーパー「スーパーバリュー」のリニューアル店舗(ロピアコラボ店舗)でも展開している。

加えて、リニューアル店舗の一部(スーパーバリュー 等々力店・府中新町店)では、名物社長で知られる「アキダイ」(23年にOICグループに参画)ともコラボレーション。青果は「アキダイ」が扱っている。ただ、ロピアとコラボしたリニューアル店舗は、支払方法もロピアに倣って食品フロアは現金払いオンリーとなるため、現金の利用を極力減らしたいキャッシュレス決済派からは、不満もあるようだ。

なお、ロピアの店内には原則、コンビニATMがあるので、レジで会計をする前に、購入額相当の現金を引き出せば問題ないだろう。

OICグループには23年11月に、とら醤油、稲葉ブロイラーが参画。M&Aやグループ内コラボで今年も「ロピア」の躍進は続きそうだ。