記者会見の模様

日本橋地区で初となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日本橋」が20日(木)より同地の「COREDO室町2」の開業と同時にオープンするのを前に、17日、記者会見が行われた。

スクリーンにうつしだされたのは…?

三井不動産による「日本橋再生計画」で2010年10月に商業施設「COREDO室町」が開業したのに続き「COREDO室町2」「COREDO室町3」がこのたび同時開業。「日本を賑わす日本橋」をコンセプトに「COREDO室町2」には38、「COREDO室町3」には30の飲食や物販の店舗が入る。

その中で「COREDO室町2」にオープンするのがこの地区では初のシネマコンプレックスとなる「TOHOシネマズ 日本橋」。全9スクリーンで1770席という規模を誇り、金曜日、土曜日にはレイトショーも行われる予定となっている。目玉のひとつが巨大スクリーン「TCX」。「実物大のマッコウクジラが入る」というキャッチコピー通り、会見が行われた同劇場スクリーン7の銀幕には巨大な実物大マッコウクジラの映像が映し出された。

また天井にもスピーカーを配置することで、3次元的な音響効果を可能にした次世代シネマ音響「ドルビーアトモス」を都内の劇場で初めて導入。視覚、聴覚両面での充実に加え、従来のシートに比べ1.5倍の広さを誇る「プレミア ボックス シート」が日本橋限定で55席用意されており「アーバンラグジュアリーシネマ」をコンセプトにワンランク上の映画館として注目を集めそうだ。

TOHOシネマズの瀬田一彦代表取締役社長が、今回の開業を「日本橋を中心にしたTOHOシネマズの都心進出」とし、特に歴史ある日本橋という地域で「文化情報発信の中心として、地域の発展に貢献したい」と意気込みを口にした。なお今後、2015年に「新宿」、その後「上野」にもTOHOシネマズを開業する予定となっている。

「COREDO室町2」、「COREDO室町3」および「TOHOシネマズ 日本橋」は3月20日(木)開業。

「TOHOシネマズ 日本橋」
3月20日(木)オープン

取材・文・写真:黒豆直樹