アイドルグループSexy Zoneの中島健人が22日、都内で行われた主演作『銀の匙 Silver Spoon』の大ヒット御礼舞台あいさつに、共演する広瀬アリス、吉田恵輔監督とともに登壇。「たくさんの皆さんに観ていただき、感謝している。僕的には続編という形でお返しできれば。ぜひ、パート2やりたいですね」と意欲を燃やしていた。
本作は、『鋼の錬金術師』の作者でもある荒川弘氏による人気漫画の実写化。北海道にある農業高校の酪農科を舞台に、友情と恋愛、酪農農家の現実に向き合う若者たちの奮闘を描いた青春ストーリー。中島は主人公の農業高校生・八軒勇吾を、広瀬がヒロインの御影アキを演じる。
中島らの周囲からも作品への声が届いているといい「ある友人は『食に対する考えが変わった』と言ってくれた。それにメンバーのマリウス(葉)も、一言『うん、最高におもしろかった』って」(中島)、「食べ物を残さず、食べようと思ったと言ってくれる友だちも。映画のメッセージが伝わって嬉しい」(広瀬)と喜びを噛みしめていた。
また、劇中で乗馬に挑んだ中島は「こちらが疲れを見せると、馬は乗せてくれない。100%真摯に馬と向き合わないと…。やっぱり、ウマニケーションは大切!」と力説。客席を爆笑が包む中、広瀬は「絶対に(コメントを)拾わないと決めた!」とキッパリ。吉田監督も「ウマニケーションってどういうこと? もう健人も20歳だから、こっちはフォローしない」と突き放していた。
会場にはクランクイン前に酪農実習を行い、ロケ地にもなった北海道・帯広市の広瀬牧場から取り寄せた牛乳20リットルが到着し、ヒット御礼の酒樽ならぬ“牛乳樽”を割る演出も。中島らは升(ます)に入った牛乳を飲み干し、撮影の思い出にひたっていた。
『銀の匙 Silver Spoon』
公開中
取材・文・写真:内田 涼