小泉今日子主演で映画化された大島弓子のコミックエッセイ『グーグーだって猫である』が、宮沢りえ主演でドラマ化されることが発表された。監督は映画版と同じく犬童一心監督が務め、WOWOW連続ドラマWで今秋放送される。
連続ドラマW『グーグーだって猫である』は、吉祥寺に住む少女漫画家・小島麻子(宮沢)が主人公。突然の愛猫の死、一軒家への引越し、病気の子猫を連れたホームレスとの出会いなど、原作の世界観を踏襲しながら連続ドラマとして新たなアプローチで再構築されたオリジナルストーリーになるという。脚本は『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の高田亮が、音楽は、高田漣(『横道世之介』『箱入り息子の恋』)が担当する。
宮沢は「映画版の『グーグー…』も観ていましたが、映画で撮られたものをもう一度ドラマで撮られるというのは、すごいエネルギーだなぁと。普通新しいものをどんどん作っていくのに、敢えてもう一度取り組むというところにどんな意味があるのか興味がありました」と話し、「普段あまり漫画は読まないのですが、大島先生の作品を読ませて頂いて…本当に素敵な、天才というか、小説を読むように物語が進んでいく漫画というのは初めてだったのでとても新鮮でした。大島先生のファンの方々が面白いと思ってくださるような作品にしたいですね」とコメント。
宮沢について犬童監督は「毎日彼女の演技を見て、驚き楽しみ感動しています。彼女の演技にはいつもしっかりアイデアがあり、誠実で、でもそれでいながらあけっぴろげで大胆です。見ていると心がいっぱい揺れてしまいます。そして、美しい。生涯そう出会うことのない息をのむ美しさだ。お願いですからもう一度僕の作品に出てください。早いか?まだ、この作品が完成していないのに」と語っている。
『グーグーだって猫である』
WOWOW連続ドラマWにて今秋放送