夫婦に訪れた愛の変遷『涙の女王』
5月7日に開催された韓国のゴールデングローブ賞ともいわれる「第60回百想芸術大賞」で、キム・スヒョンが「PRIZM人気賞」を受賞したことでも話題を呼んだ『涙の女王』(2024年)。
『愛の不時着』の脚本家パク・ジウンが、『星から来たあなた』以来、キム・スヒョンと再タッグ。
スーパーマーケットの王子ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)と、百貨店の女王ホン・ヘイン(キム・ジウォン)は、冷え切った夫婦関係を続けていました。しかし、ヘインがある出来事に見舞われたことによって、次第にふたりに心境の変化が訪れ、お互いの存在を見つめ直していくようになって……。
つい強がってしまうヘインが、「ずっとあなたにそばにいてほしいと思ってた」と涙を見せながら吐露するシーンやヒョヌがプロポーズするシーンなど、ドキドキさせる愛の告白シーンが満載!
国境を超える男女の思い『愛の不時着』
日本に第4次韓流ブームをもたらしたきっかけのひとつとなった大ヒット作『愛の不時着』(2019年)。
韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)は、パラグライダー中に思いがけない事故に巻き込まれて、北朝鮮の非武装地帯に不時着することに。
セリが木に衝突して動けなくなっているところを北朝鮮のリ・ジョンヒョク将校(ヒョンビン)に発見されて……。国境と心の壁を乗り越える今作は、実際にヒョンビンとソン・イェジンが結婚したことでもホットな作品として知られるようになりました。
そんな同作はじんわりとする愛のシーンが多々あり、たとえばセリの誕生日をサプライズでお祝いしようとして逆に怖がらせてしまったシーンでは、「生まれてきてくれてありがとう」「愛する人がこの世にいてくれてうれしい」と、泣くセリをバックハグしながら誕生日を祝うジョンヒョクの言葉にきゅん!
年齢や男女問わず、日本の韓国ドラマファンを増大させました。