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――前回からの一番の改善ポイントは何でしょう。
長谷川「運営的な部分でいうと、ずばり弁当ですね!」
――べ、弁当?
長谷川「2ではスタッフのために用意した弁当がすごく評判悪くて……。簡易的な弁当を出したらスタッフからクレームが多かったんですよ。士気にも関わりますし、これはいかんと。そこで今回は社内でお弁当総選挙を開催しました。弁当会社さんを4社集めて皆で投票したんです。これで皆のモチベーションが上がるといいなと」
阿部「うらやましい! 僕が担当している超パーティーのリハは休みがまったくないので弁当が食べられないんです。去年なんてアーモンドチョコをひたすら食べてましたよ(苦笑)」
長谷川「そういう意味ではまだ恵まれてるのかな(笑)。とにかく、今回の『超会議3』のキャッチコピーは『全員主役』。この全員にはスタッフも含まれているんです。全員が楽しめるイベントにしたいなと」
――弁当以外の話も聞かせてもらっていいですか?(笑)
下村「じゃあ超フードコートから。前回に比べてフードは食数を1.5倍に増やしています。というのも、毎回売り切れになってお客様をがっかりさせてしまっているので、今回は大きく出ました。
数を売ろうとすると回転効率の良いメニューが必要なんですが、だからといって品質は下げたくありません。そこでどうバランスをとるか考えた結果、従来のようなネタ系のフードは数量限定メニューとし、回転率を求めるものはファストフード的に提供することにしたんです。
あとはポップコーンワゴンを設置したことがチャレンジですね。『超会議』ってフードがメインのイベントではないので、フードだけを目的に超会議にを来る人って少ないんですよ。あくまでも会場を回ってもらってナンボ。それなら超フードコートに来なくても食べ歩けるようにしようということで、用意しました」
――イチオシメニューは何ですか?
下村「限定メニューと言いたいところですが、どうしても数が限られるので、通常メニューから。思い入れがあるのはハンバーガーですね。チェーン店のハンバーガーってどうしても写真と実物にギャップがあって「写真詐欺」とか言われるので、そう言われたくないという思いで作りました」
長谷川「ブースでいうと、大相撲が大きく取り上げられていますが、運営的にはアニメエリアをかなり増強しているんですよ。今までアイドルマスターなどは単体ブースだったのですが、今回はアニメエリアに統合して力を入れてやっています。ステージはもちろん、いろいろな体験もできるので、ちょっと作品を知っているくらいでも楽しめると思います。
作品もプリキュアや仮面ライダーなど、子ども向けのコンテンツも入れていて、ベビーカー置き場も今回から設置しました。大きなお友達だけじゃなくて、ちゃんと小さな子どもも楽しめるようにしています」
――実際に家族連れが多いのですか?
長谷川「そうですね、もちろん20代が多いとは思いますが、50代の方も1%くらいはいるんですよ。囲碁将棋や言論、大相撲などは比較的年齢層も高めですしね。『超会議』は10万人規模のイベントなので、1%といっても数としては結構多くなります。幅広い世代の方に楽しんでいただけるようにしています」
下村「まったくニコニコ動画に触れたことがなくても、相撲は観てみたいっていうのはありますよね。今回、僕も大相撲のチケットを買って、親にプレゼントしたんですよ。親はニコニコを使っていないんですが、これが接する機会になるのかなと」