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――超パーティーは特にユーザーからの期待も大きいイベントだと思います。期待に応えるためにどんなことを意識してステージを作っているのでしょう。
阿部「いわゆるよくあるフェス形式だと、ファンの方が大勢いらっしゃるアーティストの方が数多く出演し、ご自分のステージを担当されて終演になりますよね。でもそれはニコニコ的ではなくて。ニコニコには有名な方もいればそうでない方もいます。好きなアーティストを目当てに来たお客様にも、どうやって全てを楽しんでもらえるかを意識しています」
――出演者同士のコラボなどもその一つでしょうか。
阿部「そうですね。たとえばアイドルであれば、歌うだけじゃなく、そこに笑えるシーンを入れておくなどすると、ファンでなくても『面白い』と思えますから。超パーティーはサーカスなんですよ」
――サーカス?
阿部「サーカスってお客さんも演者になって、何かを作り上げる場所なんです。たまたま『からくりサーカス』を読んでいてなるほどって思ったんですけど、昔からサーカスってそういうものなんですね。一方的に見てもらうんじゃなく、お客さんと一緒に場所を作っていくもの。3では2以上にお客さんが舞台に上がるチャンスを増やしたいと思っています」
――見どころなども教えていただけますか?
阿部「そうですね……まず、ふなっしーは"もえ"ます」
――その「もえ」はどっちの「もえ」なんでしょうか(笑)。
阿部「いろんな意味で、という回答に留めさせてください(笑)。あとはMICHAEL(松岡充、豊田和貴、赤松芳朋)ですが、これは昨年の超パーティーで『くるみぽんちお』を歌った松岡さん同様、ギャップを楽しんでいただけます」
――有名人の方ですと、他には声優の古屋さんでしたら、影山ヒロノブさん、ジュディ・オングさんなんかも出演されます。特にジュディ・オングさんは驚きました。
阿部「予想外ですよね(笑)。今回、台湾とのコラボがテーマのひとつだったので、じゃあジュディ・オングさんだろうと。古屋さんは代表作がたくさんあるのですが、有名なものをやっていただけます。今年が午年なので、この世にはいない馬……というのがヒントですかね。影山さんは内緒ですが、『Z』な感じでやっていただこうと」
――言っちゃってるじゃないですか!(笑)
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阿部「(笑)。他にもボカロステージは去年よりパワーアップしていますし、陸上自衛隊中央音楽隊の皆さんにはアニメ、ゲーム、ボカロ曲をメドレーで演奏していただきます。恭一郎さんは演目中に痩せますので乞うご期待です」
――痩せる……?
阿部「ええ。√5の蛇足さんは今年もシチュエーションにご注目ください。あとは『SKILL』をやるのですが、「MOTTO! MOTTO!」が「HOT! HOT!」な状態になる演出があります。こちらも楽しみにしておいてください」
――本当に盛りだくさんすぎてカオスですね。最後にスタッフの皆さんの個人的な『超会議』の目標や達成したいことを教えてください。
阿部「終わったときに泣かないことですかね(笑)。いつも泣いてしまうので」
栗原「超ZUNビールの「超白ひろゆき」が気になります。 仕事中ですけどね(笑)」
下村「フードが売り切れてなにも食べられなかったという状態を防ぎたいのと、あとは初挑戦のポップコーンワゴンを成功させたいです。今回、バケットを作りますので、それが完売してほしいですね。これが成功するかどうかで、今後町会議などで同じことがやれるかどうか決まるので」
長谷川「今回、来場者12万人という数字を目標として掲げているのですが、12万といってもそこにはいろんな人がいるわけです。前回以上に雑多な人たちが来るので、皆に笑顔で帰ってもらえる『超会議』にしたいですね」
――ありがとうございました!