「離婚したのは元夫のモラハラが原因でしたが、かたくなにそれを認めず財産分与も渋ったため、離婚調停で争いました。
育児ばかりで家事がおろそかになる私を一方的に責める元夫とは、とうの昔に仮面夫婦状態で、何回も離婚を考えたのですが自活できる収入がないため耐えていました。
本格的に離婚の計画を進めたのは正社員で働けるようになってからで、『いつでも離婚できる』と思えば仮面夫婦でもいいかと思う反面、娘の目の前でも平気で口汚い言葉を使う元夫を見ると、『こんな男が父親ではいけない』と強く思いましたね。
家庭裁判所での元夫は人が変わったようにおとなしくなり腹が立ちましたが、財産分与もきちんとできて一人娘の親権も私が手にし、養育費の額も決定したので本当にやってよかったと思っています。
調停をしている頃から私と娘が家を出てアパートを借りていますが、ふたり暮らしは順調で娘も毎日楽しそうに学校に通ってくれてほっとしています。
面会交流については月に一度と決めており、そのときだけLINEで連絡を取り合っていますが、先日改めて怒りが湧いたのが、『今月は残業が少なくて生活が厳しいから、養育費は来月まとめて払っていいか』と言われたときです。
養育費は子どものためのお金であり自分の生活より優先して払うもの、支払いが滞れば給与の差し押さえもあると調停のときに裁判官から説明を受けたのに、自分の苦しさばかり訴える元夫には本当にうんざりしました。
イライラしながら裁判官の言葉をLINEで送り、『生活が苦しいなら実家にでも行って借りればいいじゃない。養育費は必ず払って』と言ったら『信じられない。お前は本当に最低だな』と怒りの返信があり、離婚してまでお前呼ばわりするなと真剣に腹が立ちましたね。
『払わないのであれば裁判所に伝える』と送ったらやっと『今日中に振り込む』と返事が来て、口座に入っているのを確認しました。
本当なら面会交流もしたくないけれど、娘が会いたいと言うのならこんなストレスに耐えてでも段取りをしなければならず、毎月本当に気が滅入ります。
元夫は私を煩わせることでおそらく復讐をしているのかもしれませんが、いつまでこんな日が続くのか、落ち込まずに前を向くのも大変です」(女性/38歳/看護師)
復讐という表現は大げさかもしれませんが、面会交流の段取りを元妻にすべて押し付けているのがこちらのケースで、そのうえで養育費の支払いまで先延ばしを求めるような元夫には、怒りしかありません。
面会交流も離婚調停で決まったことなら一方的な判断でやめるとするのは難しく、子どものための離婚ならば、会いたいと言う以上は叶えようと思うのが当たり前ですよね。
こんな葛藤がいつまで続くのか、メンタルの維持も自分のために考えたいことですが、頼れるものの有無などもう一度確認してみたいですね。