東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」が、2024年6月6日(木)にオープン!
昼と夜とではガラリと表情を変える"ファンタジースプリングスの夜景"楽しみポイントを、パーク&映画ファンが徹底解説。
アレンデール王国の夜景や、ラプンツェルの光るランタンなど、夜しか味わえない楽しさや、夜ならではのフォトスポットなどを、詳しくご紹介します。
"リアル感"が凄い!夜のアレンデール王国を散策できる…♪
映画『アナと雪の女王』がテーマの「フローズンキングダム」。
陽が落ちて来ると、空がまだ薄明るい中、ぽつりぽつりと街灯や窓辺に明かりが灯り始めます。
素朴で温かみに溢れたアレンデール王国らしさがあふれる、華美過ぎず眩しすぎない、ちょうどいい明るさ。
どこか安心感さえ覚える、ホッとするような景色が広がります。
いい意味で、「必要最低限の場所にしか灯りがついていない」というのが、とてもリアル。
お城の屋根に煌めく電飾をたっぷり付けたり、サーチライトのようなもので煌々と照らしたり、エルサの魔法の力の設定にすればいくらでも出来そうなところを、あえて抑えめにしている印象です。
アナとエルサ、そしてアレンデール国民から感じる素朴さとあたたかさ、ゲストを優しく迎え入れてくれる雰囲気が、夜の景色ひとつ取ってもビシビシ伝わって来る感じ。
北欧らしい、温かみのある飾らない雰囲気も良いですね。
「パークが暗くなって電気が付いた!」ではなく「現実に存在するアレンデール王国に夜が訪れ、生活の営みの一部として灯りが灯った」という印象。
エルサの氷の魔法をこれでもか!と駆使した、煌びやかな夜景を想像していたので、「そう来たか…!」と、思わず唸ってしまいました。
このリアル感と説得力。やっぱり、イマジニアって凄い。
煌々と光り輝く"氷の宮殿"
あたたかみのある落ち着いた景色の中で、まるで嘘みたいに煌々と光り輝く、エルサの氷の宮殿。
実際に見るとより強く感じるのですが、とにかく光量がえげつない!
やり過ぎじゃないの?というぐらい眩く光って見えるのですが、それがまた非現実的なエルサの魔法をこの上なく表現できており、このへんもしっかり計算されているんだろうな、と感じます。
「光り輝く氷の宮殿」と「温かい街の灯り」のコントラストは、ぜひ注目して見て欲しいポイントです。
ライトの色使いが天才的!
氷の宮殿のふもとにあるアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」へと近づいてみると、植栽の中や地面に設置された、水色のライトが目につきます。
上にランタンのような温かみのあるライトを付けて、下から水色のライトで照らすことによって、エリア全体のカラーが、なんとなくぽわっとブルーカラーでまとまっている感じ。
絶妙なライトの色使いで、映画『アナと雪の女王』の世界観が、さりげなく且つ丁寧に演出されています。
特に感心したのは、この地面のブルーのライトの数が、「アナとエルサのフローズンジャーニー」に近づけば近づくほど、増えているところ。
エルサの魔法が炸裂する素晴らしいアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」へ、ブルーの魔法の光に吸い込まれるように、自然に導かれて行きます。
氷の宮殿から発せられる魔法の力が、だんだん増えて行くようにも受け取れる、粋な演出。
細かな部分まで、全てにおいて世界観の作り方が完璧すぎて、度肝を抜かれました。
イマジニアの空間デザイン能力、とんでもないわ…。
クリスマスやハロウィンは?
ハロウィンの時期には、『アナと雪の女王2』の収穫のお祭りのシーンのような、北欧らしい文化を取り入れた、素敵なデコレーションが登場するかも?
クリスマスには、『アナと雪の女王/家族の思い出』要素がプラスされることもあるのかな…など、楽しい妄想が止まりません。
温かみに溢れたアレンデールの夜の風景、ぜひじっくり楽しんでみて下さいね。