見やすくてシンプル! 再翻訳機能もユニーク 「エキサイト英語翻訳」
簡単操作で素早く翻訳してくれるのが特徴。「エキサイト英語翻訳」という名前のとおり、英語に特化したアプリとなっている。翻訳結果をメールやSNSなどに直接送れるのも便利だ。
面白いのは、例えば英語を日本語に翻訳したものを、再度英語に翻訳する再翻訳機能を搭載していること。しかも繰り返す回数は無限にできる。訳文のチェックに使える機能だが、文章によっては訳文がおかしな日本語になっていくのも面白い。また端末を横向きにすると、訳す前の英語(または日本語)と訳した後の日本語(または英語)を2つのウィンドウで表示するモードになる。どの単語がどう訳されているのかなどを確認するのに便利だ。
履歴の保存と検索や、フォントの大きさの変更、背景のカラーの変更などもサポート。Android版であれば、ほかのアプリで表示されているテキストを、共有機能で翻訳することも可能だ。
果たして実力はいかに? 実際に文章を訳してみた!
2つの翻訳アプリを比較するため、同じ文章を訳してみた。まずは比較的硬めの文章である、新聞の記事だ。内容はニューヨークタイムズに掲載された、サッカーのワールドカップのブラジル代表に関するもの。ロナウジーニョやカカが代表から外れたという記事なので、ご存じの方も多いだろう。
<原文>
“SAO PAULO ― Ronaldinho, Kaka and Robinho were left off Brazil's World Cup roster by coach Luiz Felipe Scolari, who selected just five players who went to the 2010 tournament with the Selecao.”
<Google翻訳>
“サンパウロ - ロナウジーニョ、カカとロビーニョは、セレソンと2010のトーナメントに行ってきましたちょうど5選手を選択したルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、ことで、ブラジルのワールドカップの名簿を中断した。”
<エキサイト英語翻訳>
“サンパウロ - Ronaldinho、カカおよびロビーニョはコーチ、ルイス・フェリペ・スコラーリによってブラジルのワールドカップ登録簿から残されました。この人はSelecaoを備えた2010年のトーナメントに行ったちょうど5人の選手を選びました。”
残念! どちらも意味の通じない訳文になってしまった。もはや、これらの選手が代表に選ばれたのかどうかすら分からない。「left off」という言い回しが「名簿から外れた」という意味になっていないのが決定的なところ。
ただし、ポルトガル語のSelecao(ブラジル代表の意)をセレソンとしているのは、さすが多言語対応のGoogle翻訳、ちょっとだけ面目躍如だ。