自動翻訳ソフトの歴史は結構古いが、初期のものは高価なうえに精度が低く、あまり使い物にならなかった。しかし2000年を過ぎたごろからは精度もどんどん上がり、価格もこなれてきた。現在では無料のWebサービスとして気軽に利用できるものが増えている。

ピックアップしたアプリは「Google翻訳」と「エキサイト英語翻訳」。どちらもWebサービスとして定評があり、スマホ用のアプリも用意されている。仕事や英語の勉強に、あるいは海外旅行の際などに重宝するだろう。どちらも無料なのもうれしい点だ。

まずは2つのアプリの特徴を紹介していこう。

 

 多言語に対応した翻訳アプリ カメラ入力も可能! 「Google翻訳」

 

Google社による翻訳アプリ。最大の特徴は多言語対応であるところだろう。サポートするのは英語、フランス語、ドイツ語、中国語などはもちろん、アラビア語やスワヒリ語、アゼルバイジャン語など80言語に及ぶ。世界一周で利用しても問題なしだ。

入力方法が多岐にわたるのも特筆すべき点。音声入力/出力や手書き入力ができるほか、カメラ入力も可能だ。これはカメラで外国語を撮影すると翻訳してくれるというユニークな機能。特に海外旅行などで便利に使えそうだ。ただしカメラ入力は、今のところAndroid版のみの機能となっている。

ほかにもSMSを翻訳してくれたり、よく使うフレーズを保存しておけたりと、実用的な機能が満載。あらかじめ言語パッケージをダウンロードしておけば、ネットにつながっていない状態でも翻訳ができるのが心強い。