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夏の甲子園優勝ピッチャーは瞬時にBaseball5の虜となった。
Baseball5は手打ち野球に似たストリート競技
バットもグローブも必要ない、ボールひとつでできる手打ち野球に似たストリート競技に初めて触れたのはちょうど1年前である。
Baseball5とのファーストコンタクトから1か月後、吉永健太朗さんは自らのチームHi5Tokyo設立に動き出していた。Baseball5の何が彼をここまで魅了したのか?
「肩が痛くなくて、全力でできるのがうれしかったのです。肩を痛めてからは6割くらいの力で100km/hほどでしか投げられなかったのですが、100の力で投げても100の力で打っても痛くない。
ずっと痛みとの付き合いをしていたので、うれしかったですね。ワクワクしました。あと子どもがいるので、子どもを巻き込んで一緒にプレーできるというのもBaseball5の大きな魅力でした」
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Baseball5の奥深さとは?
吉永さんは1チーム男女混合の5⼈制、5イニングを30分ほどで戦うBaseball5の奥深さを口にした。
「ほぼほぼ野球なので、守備に関しては野球と変わりません。ただグローブがないので、しっかりボールを取りにいかないといけないのは野球をやる上でもプラスになります。
バッティングは全然違うので、野球経験者が『簡単そうじゃん』とやってみると全然打てなかったりします。
『そう思うなら来てよ』と色んな人を巻き込んで、『ほらできないでしょ』という流れができていますね」
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Baseball5の打撃は野球の投球に近い
さらに吉永さんはBaseball5の打撃は野球の投球に近いと続けた。
「バッティングと言うよりピッチングに近いと言えます。腰を入れて、手をしっかり入れていかないと打てない。
あと当てるのも意外と難しいですよ。レベルが上がるとなかなかヒットが打てません。打てない時にどこに打てばいいか迷いが出てきます。
Baseball5は自分で打つ場所を決められるので、抜けるところが見えない状態に陥ったりします。ピッチャーが『このバッターはどこ投げても打たれそう』という感覚に似ていますね。打撃なんですけど、投手の投球に似ています」