北海道日本ハムファイターズ、野球日本代表「侍ジャパン」を監督として率いた栗山英樹(現・ファイターズ CBO《チーフ・ベースボール・オフィサー》)が、書籍『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』を昨年10月11日に刊行。

本書と『監督の財産』(日本ビジネスプレス)の出版を記念して、1月15日東京・ジュンク堂書店にて出版記念トーク&サイン会が開催された。

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  • 栗山英樹「出版記念トーク&サイン会」より
  • 栗山英樹「出版記念トーク&サイン会」より
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  • 栗山英樹「出版記念トーク&サイン会」より
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トップアスリートが飛び入り参加!

イベントには、両書籍を購入した約60名が参加。トークでは、「自身の発言について心がけていること」「『信じる』という重要なワードをどう使っているか」など、『栗山英樹の思考』内の[栗山英樹語録]にまつわるエピソードや秘話を披露。野球について真剣に語る傍ら、途中、いきなり立って話し始めたり、参加者にニコニコ語りかけたりと、様々な顔を見せた。

今年のファイターズについては、「勝ち切ることによってチームにまた新しい文化が生まれると僕は思うので、その手伝いを全力で尽くしますし、勝ちにいって欲しい、勝たなきゃいけないシーズン」と会場のファンにとって嬉しい言葉も。

最後は参加者からの質問コーナー。「好きな食べ物は?」という質問では「こだわって買っているのは煎餅。ものすごいお金かかってます。わざわざ行って焼いてもらったり(笑)」という意外なこだわりに会場中から「へー!」という声が。

教師をしているという参加者からの「教育者として大切にしていることは?」という質問には、「自分の姿がそのまま伝わると監督の時に思っていたので、選手に『こうしろ』ってことを自分が『俺も今日からやる』って実践していく、そういう姿を見せるのは大事なことかなと。がんばってください」とエールを送った。

そして最後に、ロンドン五輪 卓球団体銀メダリスト・平野早矢香が飛び入り参加。

「大谷翔平選手は人柄に惹かれて応援する方も多いと思います。指導するうえで、選手に人としてどうなってほしいか、どういうアプローチをしているのか」と質問。すると栗山CBOから「平野さんから大谷翔平ってどんな風に見えるんですか」「短所ってどう見えてますか」など次々と逆質問。トップアスリートふたりのやりとりを会場中が興味津々に見守っていた。