「夫の仕事は勤務が不規則で、長男が生まれてから私が大変なときも家にいない時間が多く、喧嘩が絶えなくなりました。赤ちゃんのお世話と自分の体調管理だけで大変なのに、夫の面倒までみていられないと思って『別々の部屋で過ごしたい』と言ってから、家庭内別居が始まりました。

最初のうちはそれでも夫のためにレトルトの食品を買ったり新しい下着を用意したりしていたのですが、お礼も言わない姿に嫌気が差して、それもやめました。

思い切って『夫のために動く』という意識を捨てたら、自分が本当にほしいものや使うお金のことに集中できるようになって、買い物が楽しくなりましたね。

かかるお金をきちんと計算して、以前夫に『無駄使いだ』と言われたキャラクターものの小物を買うこともできるし、夫に見られる心配が減った下着類も好みのものを揃えています。

貯金があるからできることだけど、自分にお金をかけるのが久しぶりで楽しいし、何より夫と顔を合わせないから文句を言われることもなくて、快適です」(34歳/看護師)

望んで家庭内別居となった場合でも、いきなり夫との関わりを切るのは難しく、結局はどこかで世話をしているというのはよくあること。

納得できているのならいいですが、それもストレスになるのであれば、思い切って全部やめるのが自分のためといえます。

自分の「好き」を邪魔されず意識を向けられるのは家庭内別居のメリットで、前向きな気持ちで過ごせる時間を持ちたいですね。