また、先述したとおり、どちらも有名な「縁結びスポット」。上賀茂神社には、「源氏物語」で有名な紫式部が何度も通ったとして有名な「片岡社(かたおかのやしろ)」があります。

あんなに素敵な恋物語を書いていた紫式部も、やはり恋愛に胸を焦がしていたのだなと考えるとちょっと嬉しくなります。そんな人気作家である紫式部が通っていたという場所なので、当時からそのご利益は有名だったのかもしれません。ちなみに、この社に祭られている賀茂玉依姫(かもたまよりひめ)は上賀茂神社のご祭神の母君。小川から一本の矢が流れてきて、それを手にしてご懐妊したという伝説から、ご神徳を求めて訪れる人が増えたのでしょう。

 

また、下鴨神社にも人気の縁結びスポットがあります。それは「相生社(あいおいしゃ)」と呼ばれる場所で、そこには連理の賢木(れんりのさかき)と呼ばれるご神木が立っています。2本の木が途中から結ばれて1本になっている不思議な木で、こうなったのは縁結びの神様のご神徳であるとされています。男女で参拝方法が違う「縁結び絵馬」も人気。どちらもここ数年のパワースポットブームと共に、縁結びのご利益を求めて人が集まるパワースポットマニアのお墨付きの場所ですよ。

寺社仏閣がひしめく京都で、その京都の歴史を守る大きな神社の遷宮の完了が来年に迫っており、そんな二つの場所が来年にかけて更にパワーアップします。現在も様々な遷宮に関する取り組みやイベントが行われていますが、来年は、どちらの神社でも神事はもちろん、記念イベントなどを企画中だそうです。詳細は決まり次第HPで随時発表されるとの事。

伊勢神宮や出雲大社の遷宮ブームに、少し乗り遅れたなと感じる人は、今年と来年大きくパワーが増大するであろう「京都」に注目してみてください!