西武リアルティソリューションズと住友商事が共同で、西武鉄道所沢車両工場跡地を含む周辺一帯で開発を進めていた広域集客型商業施設「エミテラス所沢」が9月24日にグランドオープンした。当日は大型LEDビジョンのある「TOKOROZAWA e-CUBE」でグランドオープニングセレモニーを開催。2階のメインエントランスでは、所沢市イメージマスコット「トコろん」によるオープニングカウントダウンを実施した。
都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点
「エミテラス所沢」は、西武池袋線・新宿線「所沢」駅にペストリアンデッキで直結する大規模商業施設で、主に西武鉄道沿線や多摩地域などから来場を見込んでいる。店舗数はシネマコンプレックス「T・ジョイ エミテラス所沢」を含めて計142。
グランドオープニングセレモニーに登壇した西武ホールディングスの後藤 高志代表取締役会長兼 CEOは、「所沢は、歴史・文化・芸術・自然に満ち溢れ、心を豊かにする街。それは無限大でありまだまだ高まっていく街です」と、日本有数のターミナル駅・池袋駅まで最短22分で着く所沢のポテンシャルを強調。続けて挨拶した、住友商事の村田 大明 執行役員 都市総合開発グループ副CEOは、「エミテラス所沢を利用されるお客さまの毎日の暮らしを豊かに、いきいきと楽しめるような地域拠点として、街の魅力をいっそう高め、にぎわいを創出していきます」と、施設開業で終わりではなく、同社が掲げる「Terraceの思想」に基づき、今後もよりよいまちづくりに貢献していくと意気込みを語った。
グランドオープンセレモニーでは、2階・3階フロアを吹き抜けにした大空間「TOKOROZAWA e-CUBE」で楽しめる新感覚の参加型デジタルコンテンツ「Emi Terrace DREAM HANABI (エミテラス ドリーム花火)」を、登壇者・地域関係者に加え、エミテラス所沢で働くスタッフを含む総勢16人で実施。開業を祝って大きなデジタル花火を打ち上げた。なお、ドリーム花火は、自身のスマートフォンを使って誰でも参加でき、体験をした花火職人は、お得な情報やクーポン券などがもらえる。
エミテラス所沢のアクセスは、西武池袋線・新宿線「所沢駅」西口から徒歩4分。駐車場・駐輪場台数はそれぞれ約1700台。また西武鉄道は、エミテラス所沢の開業を記念し、9月24日から2025年3月31日までの期間限定で、対象の路線・駅が1日乗り降り自由となり、「西武園ゆうえんち」のチケット窓口で提示すると200円引きとなるお得なきっぷ「とこっと周遊きっぷ」(大人400円・小児200円)を発売する。対象の路線・駅は、池袋線(所沢~西所沢駅間)、新宿線(小平~所沢駅間)、拝島線(小平~萩山駅間)、多摩湖線(萩山~多摩湖駅間)、狭山線、山口線、西武園線。発売時間は初電車~16時。