現代アートと金山が交差する!金山南ビル美術館棟にて11月2日(土)~9日(土)まで開催。





 名古屋市の金山エリアには、市民会館、音楽プラザ、金山南ビル美術館棟などの文化拠点が集積しています。芸術によるさらなるまちの活性化や、新たな劇場の整備やアスナル金山の再整備を核としたまちづくりに向けた検討がすすめられている金山の未来をともに考えるきっかけとして、「アートリンク金山」を開催します。
アートリンク金山 企画一覧
1. 参加型アートプロジェクト「かなやまじんくらぶ」
2. アートフェア「NAGOYA ART COLLECTION 2024」
3. トークセッション「まちづくりとアートの現在・未来」

 参加型アートプロジェクト「かなやまじんくらぶ」では活動メンバーを募り、アーティストと一緒に金山のまちに出かけ、地域の方にお話を聞き、様々なプリントの手法を試しながらZINEを制作していきます。
 アートフェア「NAGOYA ART COLLECTION 2024」では名古屋市内のプライマリーギャラリーによる出展作家が決定しました。過去のレガシーを汲みながら、名古屋のアートシーンの活性化を目指します。
 また、11月2日(土)には「まちづくりとアートの現在・未来」と題したトークイベントを行います。内容は、名古屋市担当者による名古屋市文化芸術推進基本条例の内容と金山地区の再開発計画に関する説明、旧名古屋ボストン美術館館長・馬場駿吉氏による基調講演、まちづくりとアートに関わる民間キーパーソン4名によるトークセッションとなります。
 現在注目を集めている金山地区と文化芸術を通じたまちづくりに理解を深める絶好の機会です。11月初旬の秋の季節に、ぜひ金山へと足をお運びください。
■ アートリンク金山特設サイトがオープンしました!
各イベントの詳細情報はこちら → https://artlinkkanayama.jp

■ NAGOYA ART COLLECTION 2024 公式サイトがオープンしました!
アートフェアの詳細情報はこちら → https://artfair-nac.jp
1. かなやまじんくらぶ ーまちを歩いて本を作ろうー
金山のまちのリサーチとZINE制作プロジェクト

ZINEの制作
 「かなやまじんくらぶ」は金山をテーマにZINE(ジン)*を制作する参加型アートプロジェクトです。このクラブでは金山のまちに出かけ、地域の方にお話を聞き、様々な版画・印刷の技法を使ってZINEを制作します。11月9日(土)には集大成となるアートなおまつり「かなやまじんくらぶまつり」も開催予定です。
*ZINE(ジン)とは、個人やグループが自由な手法、テーマで制作した冊子。




 10月に体験していただける、かなやまじんくらぶのプログラムは以下のとおりです。

■ 出張ワークショップ1
ブラジルコーヒー「音が版画になる!?レコードで版画を作ろう!」

メディウム剥がし刷りの様子
 1971年に金山駅前にオープンした喫茶店「ブラジルコーヒー」は、夜はライブが行われる音楽好きにもお馴染みのスポットです。そんなブラジルコーヒーで、聴けなくなったレコードで版画をしてみませんか。「メディウム剥がし刷り」という版画手法で、実物のレコード盤にインクを乗せ、版画作品を制作してみます。(制作した版画はZINEの素材として使用させていただく場合があります。)

※レコードにインクをつけるため、汚れや傷が付いたり、レコードが聴けなくなる場合があります。レコードを持参される場合はあらかじめご了承ください。




【開催概要】


■ 出張ワークショップ2
金山にぎわいマルシェ「マップを手がかりにシンボルを探してZINEを作ろう!」

製本されたZINE
 マップのヒントをもとに、かなやまじんくらぶで見つけた「金山のまちに潜むシンボル」を探しに出かけていただきます。シンボルを見つけたら、その形が版画で印刷されたページを差し上げますので、自身で製本し、ZINEを作ってみましょう。金山のまち歩きとZINE作りをお楽しみください。



【開催概要】


出張ワークショップの詳細はこちら https://artlinkkanayama.jp/news/72.html

■ 「かなやまじんくらぶ」体験ツアー(妙香園のお抹茶付)を実施します。
  東海エリアのまちの魅力を楽しむ体験プログラムツアーを手掛ける「大ナゴヤツアーズ」とのコラボレーションにより、かなやまじんくらぶの活動を1日で体験できる特別なツアーを開催いたします。


金山駅南口
 このツアーでは参加者限定の一日体験プログラムとして、金山のまちなかにあるグラフィック、モニュメント、建築物からさまざまな形を探します。その形を「コラグラフ」という印刷手法を用いて手作業での版画・印刷・製本を体験します。世界にひとつだけのオリジナルZINEを作りましょう!

 参加者の皆さんには「NAGOYA ART COLLECTION 2024」ご招待チケットもプレゼントいたします。



【開催概要】


ツアー詳細およびお申込みは大ナゴヤツアーズ公式サイトをご覧ください。
https://dai-nagoyatours.jp/article/35260.html

【参加アーティスト・企画監修】

嶋崎出(しまさき いずる)メッセンジャー、印刷家、Daisy Messenger / Daisy Print Works代表【参加アーティスト】

山口麻加(やまぐち あさか)版画家【参加アーティスト】

河部圭佑(かわべ けいすけ)建築家、河部圭佑建築設計事務所代表【参加アーティスト】

服部浩之(はっとり ひろゆき)キュレーター【企画監修】

2. NAGOYA ART COLLECTION 2024
名古屋の主要なアートギャラリーが集結するアートフェア



 コンテンポラリーアート隆盛の地である名古屋。その原動力のひとつは魅力的なギャラリーが数多くあることです。名古屋では1980年代からさまざまなアートフェアが開催されています。今回の新たなアートフェア「NAGOYA ART COLLECTION 2024」には名古屋が誇るプライマリーギャラリーが集結。過去のレガシーを組みながら、名古屋のアートシーンの活性化を目指します。




■ NAGOYA ART COLLECTION 2024公式サイトがオープンしました!
アートフェアの詳細情報はこちら → https://artfair-nac.jp

【開催概要】


3. トークセッション 「まちづくりとアートの現在・未来」

 名古屋市の金山地区での将来的なまちづくりを、文化芸術をキーワードに考えるアートプロジェクト「アートリンク金山」の開催にあたり、各界の有識者や実践者によるトークセッションを実施します。

 名古屋市からは、今年度施行された名古屋市文化芸術推進基本条例や、名古屋市民会館の建て替え等と連動した金山地区の再開発について紹介します。

 基調講演としては旧名古屋ボストン美術館の元館長で、評論家・コレクターでもある馬場駿吉氏が登壇、名古屋の現代美術のアーティストやギャラリーとの長年の交流を振り返ります。

 トークセッションでは、名古屋市の金山地区、清水・大杉・杉村地区、豊橋市のまちづくりのキーパーソンが、アートを切り口にした地域振興の実践例と今後の可能性について議論を行います。

【開催概要】

【プロフィール】


馬場駿吉(旧名古屋ボストン美術館 元館長、芸術評論家、俳人)
 旧名古屋ボストン美術館 元館長、芸術評論家、俳人、医師(医学博士)。名古屋市立大学名誉教授(耳鼻咽喉科学)。名古屋演劇ペンクラブ理事長、名古屋造形大学客員教授。医学研究のかたわら句作。1960年代から、美術、舞踊、演劇、映像、音楽、文学などの現代芸術の最前線に立ち会い、評論やエッセイを幅広く執筆。元愛知県立芸術大学客員教授。中日文化賞受賞(2019)。





田中良知(金山駅前まちそだて会会長)
 1998年、家業である日本茶専門店「株式会社妙香園」に入社。2020年創業105年を迎える年に代表取締役に就任。 伝統とは挑戦の連続を持って創るものと考え、暖能にあぐらをかくことなく新たな取り組みをし続ける。 2021年「金山駅前まちそだて会」が発足し初代会長を務める。毎日数十万人が乗降する金山駅のポテンシャルを活かし、金山駅前地域を名古屋の玄関口とし、様々な魅力を発することで「交通拠点」から「交流拠点」へと進化させる活動をしている。





小田井孝夫(2020 NAGOYA AKIYA LOOK BOOK/金城市場オーナー)
 2020年に北区清水~尼ケ坂エリアの空き家をまとめた小冊子「NAGOYA AKIYA LOOK BOOK」を制作。手描きによる商品カタログ風の紙面が一部で評判を呼び、「コロッケ屋みね」「食堂酒場ケケ」「まなみ古書店」といった個性的な店舗が、空き家を改造して次々とオープン。また昭和30年創業の「金城市場」を3年かけて修復し再生。月イチ開催の「金城夜市」をはじめ各種イベントが盛況となるなど、古い町並みが残る下町エリアに新風をもたらしている。





山田晋平(映像作家/みずのうえ文化センター)
 愛知県豊橋市在住。演劇やコンテンポラリーダンスを中心に、様々な舞台芸術の上演内で使用される演出映像の製作が専門。近年では、現代美術家とのコラボレーションによるプロジェクションマッピング作品や、演劇作家との映像インスタレーションなどの製作も行う。また、劇場や美術館にとどまらず、まちなかの建物や生活空間にまで表現の場を広げ、サイトスペシフィックなアートプロジェクトの企画・監修なども行っている。





古橋敬一(愛知学泉短期大学専任講師)
 アラスカ留学にて先住民族の文化再生運動に多大な影響を受ける。帰国後、大学院にて多様な社会活動に没入。2008年より名古屋市内のまちづくり団体にて現場マネジメントに従事。2022年より、大学教員としての新境地に挑んでいる。人と社会とその関係に関心がある。博士(経営学)。クリエイティブ・リンク・ナゴヤ理事。




※内容は予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

■お問い合わせ先

クリエイティブ・リンク・ナゴヤ 事業・広報グループ 担当:渡邊
名古屋市中区栄三丁目 18 番 1 号 ナディアパークビジネスセンタービル 19 階
Email:info@creative-link-nagoya.jp Web:https://creative-link-nagoya.jp
TEL:052-211-9761 / FAX 052-291-4005
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ