韓国のロックフェス、そのユニークな特徴とは?

韓国のフェスについてザックリと説明をしたところで、あちらのフェスの特色なんかもご紹介をしたいと思います。おもしろいのが、日本の夏フェスに出演をしたアーティストがそのままスライドをして、向こうのイベントにも出演をする(或いは、逆に韓国フェス出演者が、そのまま日本のフェスに出演をする)という点。

つまり、欧米のアーティストが日本で夏フェスに出演をし、そのまま韓国のフェスにも出演……という具合に興業のルートが確立をしているんです。その為、今年のフジやサマソニ出演組であるKASABIANやTRAVIS、SUICIDAL TENDENCIESのステージを実は、韓国でも観ることが出来るんです!

また、日本のお隣の国ということで、日本のアーティストが数多く出演することも特徴の一つ。例えば、ギターウルフやMAN WITH THE MISSION、SPYAIR、氣志團、OKAMOTO'S……の様な人気バンドから、ポルノグラフティの様なポップス系のミュージシャン、更にはでんぱ組inc.といったアイドルグループまで、様々なミュージシャンが向こうの夏フェスに参加をしています。

一方で、韓国独自のブッキングによってアーティストを招聘する流れも出来つつある様で、例えば前述の「CITYBREAK」の今年のヘッドライナーはMAROON 5とオジー・オズボーンという日本のフェス未出演となる2組のアーティストがライヴを行います。現在、BLACK SABBATHを再結成させて世界中を回っているオジーですが、ソロ公演の予定は現在のところ、この韓国でのフェス出演のみの様で、2回目の開催となる「CITYBREAK」は独自色で勝負をするラインナップとなっているようです。ちなみに、「CITYBREAK」ではオジーなんかに並んで、PSYが出演をします。この辺は、如何にも韓国っぽい!
 

会場内には飲食店のブースが出ていたり……フェスでお馴染みの風景は韓国でも健在です。

この様に独自の色も加わりつつ、毎年、進化を遂げている韓国の夏フェス。日本でフェスに参加をして、そのまま好きな海外アーティストを追っかけて観にいってみる、或いは、新規イベントの青田買いとして参加をしてみる……色々な楽しみ方が可能かと思います。

今年の夏、皆さんも異国の地でロックフェスを楽しむ、そんな夏休みの過ごし方は如何でしょうか?

 

『HYUNDAI CARD CITYBREAK 2014』チケット発売中!
8/9(土)~8/10(日)
韓国・ソウルワールドカップ競技場

都内在住の極々平凡なサラリーマン兼、アニメ、音楽、プロレス、映画…と好きなものをフリーダムに、かつ必要以上に熱っぽく語るBLOG「さよならストレンジャー・ザン・パラダイス」管理人。永遠の"俺の嫁"である「にゃんこい!」の住吉加奈子さんと共に、今日も楽しいこと、熱くなれることを求めて西へ東へ。