後半はいよいよ彼らの真骨頂であるライブ。衣装もデビューミニアルバム『Chain』のビジュアルをイメージさせるような、スタイリッシュなものに着替え、圧巻のパフォーマンスで観客をくぎ付けにする。

ジャニー、ドヨンを加えた9人編成での新しい『Fire Truck』でスタートすると、重いビート音に乗せて見せる息の合ったダンスが魅力な『0 Mile』や、『Good Thing』など韓国でこれまでリリースされた曲を披露。『Cherry Bomb』では、メンバー一人ひとりの個性にスポットが当てながら、目まぐるしく変わるフォーメーションダンスで魅せていく。

そして、メンバーそれぞれが一言ずつこの日の感想とファンへのメッセージを伝えると、ユウタが「次に東京に来るときは、また一人ひとり成長した姿で皆さんに会えるように頑張りますので、たくさんの応援よろしくお願いします」と締めて、ラストは『Limitless』日本語バージョンを。すでに日本語の歌詞を覚えているファンが、一緒に歌い、息の合ったコールを入れ、最高の一体感の中、ライブを終えた。

しかし、まだ肝心の『Chain』が披露されていない。ファンからのアンコールに応えて、メンバーが再登場。もちろん『Chain』を最高のパフォーマンスで魅せる。韓国と日本をつなぐという思いも込めた新曲を届け、ファンと“連鎖”した絆を確認した。「この曲をスタートとして、日本の皆さんと新しいつながりを作って行きたいと思います」と、テヨンがリーダとして力強い言葉を残し、大盛況の中、イベントは終了した。

これからの日本での活動が期待されるNCT127。つながり続ける“連鎖”が、どんどん広がって行くことが確信できるイベントとなった。