えんそく・Joe(G) 撮影・さわきみのり

MCでは「本当にここに来てくれてありがとう!」と満足げなぶう。そしてモリヤマ改め、SINの加入について「正直そのままの関係でいい、ずっと事実婚でいいと思った。だけどえんそくの未来を考えた時に、この男にどこかに行かれては困ると口説き落とした! だから記念すべき日に、SINくんに”入ってよかったな”と思ってくれるようにめっちゃ盛り上がれよ!」と煽る。

えんそく・クラオカユウスケ(G) 撮影・さわきみのり

そして「えんそくこれからもずっとやっていくので、今日だけじゃなくて、いつでも遊びに来てください! いつでもな! 現実逃避に来いよ! 俺は“現実逃避20年生”だよ! 誰にも負けない。走って走って逃げるんだ。一緒に現実逃避しようぜ!」と続け、アルバムに収録されている新曲を披露。その名も『嫌なコトからは逃げちゃえ!』。くるくると楽しげにタオルを回す観客。そしてステージを降りてすいすいと座席の間を自由に駆け巡るJoe、クラオカ、ミドの3人。

えんそく・ミド(B) 撮影・さわきみのり

現代の見世物小屋を作るために集まったというえんそく結成秘話的な茶番(これまでは参加していなかったSINも茶番に参加!)を挟み、『Go!!Go!!見世物学級』、『象男ダダ・フィフィ』といった、まさに見世物小屋、ビザール感のある新曲が続く。

ライブが後半戦に突入したことに触れ「楽しんでるかい? 空調が効きすぎてると思ってるだろう! もっと暴れられるか! 本当はもっと疲れたいんだろ」とけしかけるぶう。これまた新曲『飛び出すメガネ』を披露。『Society finch for teen』ではステージ上から羽が舞い落ちる演出も。

えんそく 撮影・さわきみのり

「いつか老若男女、例えばいつかお客さんが孫と来れるように……“おばあちゃん! そんな動き見たことないよ!”みたいなバンドであれるように願いを込めて。ラストスパートはいつもどおりメチャクチャにやっちゃって!」と『コドナチャダルト』へ。立て続けに『イルキメラ・キッド』『惡のミカタ』、『ブルーハーツ』と、えんそくの真骨頂といえるカロリー消費量の高そうなナンバーを繰り出し、ラストナンバー『14才』まで一気に駆け抜けた。