キニナル横浜市との交流は?
何年か前、町役場の職員組合で横浜市に行って、財政は厳しいが福祉はやりやすい話しなどしながら交流を深めたそうだ。ちなみに、高知県や石川県の横浜とは、まったく交流はないという。
最後に町長のお写真でもと内心願っていたところ、正午のチャイムがなったとたんゾロゾロと職員が階段を降りだすでは…。あ、町長さんも…。食堂でもあるの?
「いえ、昼ご飯は家に帰るんです。みんな車で10分もかからないですから」と秋田さん。横浜町では車は1人1台。歩いていると「なんで歩いてるの!?」と周りから指摘されるそうだ!
正午を過ぎ、廊下はとても暗い。
震災後の節電?
「前からですね。お金ないですから…」
ヨコハマといえば、海、埋立て、ラーメン、野球!?
ヨコハマといえばこれかな、という目線で町を回ってみた。横浜町のビーチと言えば、砂浜海水浴場。
この日気温は最高26.5度、最低15.8度。でも水は冷たくなかった。
どことなく海の公園に浜のカーブが似ている!?
上の二つの浜の中間にあるのがナタネ島だ。このナタネ島は、海水浴客が流されるのを防ぐ役目と、釣りを楽しむために20年ほど前にできた人工の島。いわば埋立て! 埋立ての共通点を見つけたところで(?)、ラーメン店を探してみよう。
牛乳ラーメンはともかく(失礼)、ほたてラーメン食べてみたかった!
今回は行けなかったドライブインの「トラベルプラザ・サンシャイン」では、菜の花を練り込んだ“菜の花ラーメン”まであるようだ。でもやっぱり麺は緑色。
そして横浜と言えば野球。横浜町では野球が盛んで、サッカーチームはないそうだ。お話をうかがった秋田さんも少年野球チームの監督をしている。
めざすは「横浜高校」なのだろうか? と思ったら、本当にバス停にその名前が!
…ところが、建物は保育園になっていた!
平成18年に閉校になり、今横浜町に高校はないそうだ。う~ん、共通点はなかなか見つからないものだ。
取材を終えて
初日に大雨に降られ、予定外に2日間とんぼ返りで行く取材になってしまったため、町の人と話す時間もラーメンを食べる時間もなかったのが残念だ。
横浜市との共通点は、海沿いの空の広さだろうか。湿度がなくカラッとして気持ちいい横浜町への旅だった。
※本記事は2012年8月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。