会計バンクは、スポットワーカー向けの確定申告アプリ「確定申告 for スキマバイト Powered by FinFin」の提供を11月14日に開始した。タイミーと業務提携して実現。スポットワーカーに対して、確定申告などの不安解消に向けた取り組みを展開する。
タイミーの石橋孝宜・執行役員(写真左)と
会計バンクの小林紳一・常務取締役COO
確定申告を簡単に正確に
副業や兼業など、さまざまな働き方が広がる中で、“スキマ時間”を活用したスポットワークが急速に普及している。しかし、確定申告についての知識がなく、どのように手続きすればいいいか不安を感じているケースも多い。そこで、会計バンクは独自にスポットワーカー専用アプリ「確定申告 for スキマバイト」を開発。スポットワーカーにとって必要な機能に絞り込むことで、確定申告を簡単に、しかも正確に行うことができるサービスを提供することにした。
また、大手のスポットワークサービスであるタイミーとの業務提携によって、タイミーが推奨する2024年度確定申告対応アプリとして「確定申告 for スキマバイト Powered by FinFin」を広く提供。多くのユーザーが安心してスポットワークに取り組める環境づくりを目指す。
記者会見で、会計バンクの小林紳一・常務取締役COOは「当社は、ソリマチテックグループから生まれたフィンテックベンチャーとして『新たな信用基盤で、フリーランスが活躍できる社会をつくる』をミッションに掲げ、中小企業や小規模事業者、フリーランスの支援に取り組んでいる。タイミーとの業務提携を通じて、1人でも多くのスポットワーカーが確定申告にまつわる負を解消し、活躍できる社会を目指していく」とアピールした。
「スポットワーカーにおける確定申告の悩みを解消する」と話す
会計バンクの小林常務取締役
タイミーの石橋孝宜・執行役員(スポットワーク研究所所長)は、「当社は、『はたらくを通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる』をミッションに掲げている。今回の業務提携は、確定申告における分かりにくさや難解さを解消し、申告漏れなどの懸念を払拭するための取り組み。安心・安全なプラットフォームとして、サービスの健全性を向上していく」と述べた。
タイミーの石橋執行役員は
「サービスの健全性を向上していく」としている
確定申告 for スキマバイト Powered by FinFinは、「FinFin」シリーズでのノウハウを生かし、スポットワーカーに必要な機能を絞り込み、簡単に確定申告を行うことができる。今回の業務提携によって、スポットワーカーが確定申告への不安を解消し、安心してスポットワークに取り組める環境づくりが築けるか、注目が集まりそうだ。