ラドンナは、キッチンツールブランド「Toffy(トフィー)」から新コレクションとして「Toffy Happy Collection」を11月27日から順次発売している。限られた空間をいかに効率的に活用して満足できるかを追求する“スペパ(スペースパフォーマンス)”を求める人などに、シンプルな機能と手頃な価格、鮮やかなカラーの製品を提供。デザイン家電に、新たなトレンドを創出していく。
Toffy Happy Collection
「ブラーノ島」から着想
発売するのは、「Toffy オーブントースター ミニ」(価格は5000円)、「Toffy 給湯ロック付き電気ケトル」(同5000円)、「Toffy ホットプレート ミニ」(同5000円)、「Toffy エアフライヤー ミニ<1.2L>」(同6000円)、「Toffy ハンドブレンダー」(同5000円)、「Toffy Tea & Coffee メーカー」(同5000円)の6製品。どれも5000円や6000円と、家電ながらも求めやすい価格に設定している。
「シンプルで必要十分なスペックと求めやすい価格を目指した」と話すのは田村淳也社長。また、「場所を取らないコンパクト設計」をアピールする。これは、厚生労働省の「2023(令和5)年国民生活基礎調査」で全世帯の約6割が2人以下という結果が出たことから製品化。「“スペパ”を追求した製品に仕上げた」としている。
加えて、Toffy Happy Collectionで力を入れたのは本体カラーだ。温かさとエネルギーの象徴である「ヴァイブラントオレンジ」、太陽の明るさやポジティブな感情を連想する「カナリアイエロー」、落ち着きと安定感を提供する「フレンチブルー」、清潔感や上品さを感じさせる「パンナホワイト」を採用した。
「色とりどりのペンキで塗られた街並みのブラーノ島から着想を得た」と田村社長。広報担当の山城知美氏は、「カラフルでありながらも、日常に寄り添うシンプルなカラーで長く使ってもらう製品にしたい」との考えを示している。
田村淳也社長(右)と山城知美氏
くすみカラーと鮮やかなカラーでポジションを再構築
Toffy Happy Collectionは、Toffyブランドとして第3弾のシリーズ。第2弾では、「くすみカラー」でブランド全体を統一するキッチン家電だった。今後も、くすみカラーの製品も継続して発売。「Toffy Happy Collectionによって、雑貨としての製品ポジションも再構築したい」(田村社長)。ラドンナでは、特徴的な機能や新規性が高い製品の第2弾シリーズとシンプルな機能で求めやすい手頃な価格の第3弾シリーズの2本柱で、さまざまなニーズに即した製品を提供していく。(BCN・佐相彰彦)