日立製作所、シンガポールのビル・建物などに関する実際のデータを活用したハッカソンの参加者を募集中

日立製作所は、シンガポールのビル・建物の設計・設備や、エネルギー利用状況などに関するデータを活用したハッカソンイベント「Net Zero実現に貢献するグリーンファイナンスのイノベーションミッション」を開催しており、一次選考参加者を12月6日まで募集している。

「Net Zero実現に貢献するグリーンファイナンスのイノベーションミッション」の

一次選考参加者を募集中

グリーンファイナンスをキーワードに4テーマが検討領域

同ハッカソンは、「グリーンファイナンス」をキーワードに、以下の4テーマを検討領域として、ビル・建物をめぐるサステナブル社会の発展を目指して開催される。

(1)新たなグリーンファイナンス商品の開発

(2)データの妥当性の担保

(3)サステナブルファイナンス市場に参画する投資家の間口と機会の拡大

(4)グリーン投資促進のためのインセンティブ設計

同ハッカソンでは、日立製作所がHitachi Asiaを通じてシンガポール政府機関とともに進めてきた、シンガポールのビル・建物から集めた設計書や、エネルギーの利用状況に関するデータを蓄積する「Super Low Energy Building(SLEB) Platform」を、データベースとして活用できる。

一次選考の募集対象は、FntechやClimate Tech、不動産テック、AI・ブロックチェーン・量子コンピュータ・デジタルアセット・IoTといった先端技術分野にて活躍する人で、幅広いイノベーターを募集している。なお、個人・団体、企業・アカデミアを問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ人からの応募を受け付ける。

選考結果は、2025年3月に開催される「Japan Fintech Festival」にて発表される。