齋藤学(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE PHOTOS 齋藤学(横浜F・マリノス) (c)J.LEAGUE PHOTOS

8月9日(土)・日産スタジアムで、横浜F・マリノス×柏レイソルがキックオフを迎える。先日行われた『2014 Jリーグヤマザキナビスコカップ』のオープンドローにより、準々決勝での対戦が決まった両軍が激突する。

8月9日(土) 横浜F・マリノス対柏レイソル J1リーグ戦 チケット情報

横浜FMは、Jリーグ中断明け初戦・サンフレッチェ広島戦を2-1と、白星発進した。その後3戦連続で引き分け、第18節・ガンバ大阪戦では0-2と敗戦を喫しているものの、前節を除きいずれの試合も得点はできている。2列目の齋藤学が得意のドリブルで敵陣を切り裂き得点を生んだ。横浜FMの武器のひとつである中村俊輔のFKが、兵藤慎剛の今シーズン初得点をもたらした。横浜FMのセットプレーは、ゾーンディフェンスを敷く柏には脅威となる。

対する柏は、後半戦序盤こそスコアレスドロー、2連敗と躓いたものの、システムを3-4-2-1に戻し、スタメンを入れ替えることで調子は上向いてきている。前節の川崎フロンターレ戦では8か月ぶりに公式戦復帰を果たしたDF・藤田優人のボレー弾、新ポジションで躍動したMF・高山薫の今季初ゴールで、4-1の大勝をおさめている。

勝負の鍵を握るのは、ズバリ左サイド。両チームの攻撃的左ポジションに位置する齋藤と高山は、いずれもスピードのあるドリブルが持ち味だ。両者とも、自らボールを持ち上がりゴールを狙う積極性を見せる。互いを比較すると、齋藤は細やかなボールタッチとシュート威力に優位性がある。高山は、試合終了間際でも衰えない豊富な運動量と視野の広さが特徴的だ。この試合でも、左サイドの攻撃が花開けば、勝利を手繰り寄せることができるだろう。

今季の両軍のチーム状況は、横浜FMは6勝5分7敗で11位につける。柏は7勝6分5敗の8位だ。柏は8月6日に『スルガ銀行チャンピオンシップ』を戦い、中2日で横浜FM戦に臨むことになる。主将・大谷秀和は自身のTwitterで「マリノス戦も継続して結果を出せるようにいい準備を。まずはしっかり回復」と呟いているが、あわや乱闘という場面もあった白熱した試合だっただけに、コンディションは確実に横浜FMに分がある。

『ナビスコカップ』の前哨戦とも言える一戦を制するのは果たして。横浜F・マリノス×柏レイソルは、8月9日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。