2025年大阪・関西万博を前に、「生物と環境のあり方」と、それに影響される「食文化の変容」や「人々の営み」を考える機会をつくろうと、追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)社会学部は、スイスと日本を舞台に気候変動と向き合う人々の知恵とレジリエンスを描いたドキュメンタリー映画「Umi No Oya―ウミノヲヤ」の試写会&トークセッションを、12月21日に茨木市男女共生センターローズWAMで開催します。








 















 これは追大社会学部の芸術文化事業として、美学・芸術学、映像メディア論、視覚文化研究が専門の松谷容作社会学部教授が企画・コーディネートしたもので、2025年大阪・関西万博に向けたスイス大使館による「Vitality.Swiss」プログラムの一環としても位置づけられています。
 気候変動のリアリティが日々強まるなかで、生物と環境のあり方を見直すことは世界共通の課題です。特に、2025年に開催される大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、持続可能な未来社会の実現に向けた取り組みが行われます。
 こうした機会に合わせ今年の芸術文化事業では、気候変動や環境問題が生態系や食文化に与える影響や、環境の変化に適応しようと奮闘する人々の営みを描いたドキュメンタリー映画『Umi No Oya-ウミノヲヤ』(2024年)の上映を行います。本作は、スイス人アーティストで料理人、「Vitality.Swiss」プログラムのアンバサダーでもあるマヤ・ミンダー氏と、作家でキュレーターのエベン・シャルドロネ氏が制作したものです。藻類の生態変化に関わる科学的発見をしたイギリス人藻類学者が、戦後日本の海苔養殖の発展に貢献し、気候変動という試練の中で取り組んだ軌跡をたどるストーリーです。
 上映後には、マヤ・ミンダー氏とエベン・シャルドロネ氏が登壇し、司会を務める松谷教授を交えた対談を通じて、作品に込めた思いや制作の背景から「環境」と「食」、そこに介在する人々のあり方について多角的に議論を深めます。
 
【開催概要】   
日 時:2024年12月21日(土)13時~16時
    12時30分~開場、13時00分~上映、14時20分~トークセッション
会 場:茨木市立男女共生センターローズWAM 地下2階 ワムホール
(〒567-0882 大阪府茨木市元町4番7号)
参加費:無料
申 込:事前申し込み制、下記のURLからお申し込みください。
    https://logoform.jp/form/2Qoq/748016
主催:追手門学院大学社会学部  
共催:公益財団法人茨木市文化振興財団  後援:在日スイス大使館
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