東京・国立代々木競技場第一体育館周辺で今月20日まで開催されるタウンフェス「a-nation island」が8月14日より開幕。アジアの音楽シーンをにぎわすアーティストを中心としたライブ「Asia Progress ~from a-nation~」が同所で行われ、日本、韓国、台湾のアーティスト10組が出演、多彩なパフォーマンスで1万2000人を熱狂させた。
日本からはAAA、w-inds.、Da-iCE、SOLIDEMO、ROOT FIVE、Lead、FUTURE BOYZが出演。FUTURE BOYZのステージを皮切りに終始大盛り上がったが、トリを飾ったAAAのステージでは観客が総立ちに。デビュー前から出演し、今回で10回目の参加となったAAAは同フェスへの思いも深く、色とりどりのペンライトが輝く客席を眺め感慨深い様子。9月17日にリリースする新シングル『さよならの前に』を初披露した他、おなじみのサマーチューン『777~We can sing a song!~』『ハリケーン・リリ、ボストン・マリ』などを披露。「すべてのパワーを使い切って!」(浦田直也)、「遊びつくせ!」(日高光啓)と煽り、ハンドクラップにジャンプ、そしてタオルを振り回して会場を一体に。トリにふさわしい爽快感あふれるパフォーマンスで盛り上げた。
韓国からは、人気スターチャン・グンソクとサウンドプロデューサーのBIG BROTHERから成るユニット、TEAM Hと、U-KISSが登場。TEAM Hのステージでは、会場が黄色い悲鳴に包まれ、まるで単独公演のよう。「遊んでみよう、トウキョウ!」(グンソク)と煽り、クラブを意識したダンスチューンをたたみかけると会場が一斉にジャンプ。会場を揺らし続け、初登場ながら会場を掌握、全6曲で観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
3年連続で同ステージに立ったU-KISSは、「今日もドキドキ」(フン)と喜びながら、7月にリリースした『LOVE ON U』や激しいダンス曲『NEVERLAND』など4曲を披露。全国ツアー中で、さらに磨きのかかったパフォーマンスで魅了した。また、9月に、2年ぶりとなる2度目の武道館ワンマンを控え、「(僕たちにとって)武道館は意味ある場所。ぜひ遊びに来てください」(ケビン)と呼びかけた。
台湾を中心に活躍する歌手で俳優のウィルバー・パンは、同フェス初出演を喜び、「一緒にパーティしましょう!」と煽り、ビートの効いたダンスチューンを披露。中国語と英語を織り交ぜたラップをたたみかけ会場を熱く盛り上げた。
アニメやロックなど様々なジャンルごとに日替わりで開催されるライブだけなく、世界のフードやファッション誌とコラボレーションしたステージなどが楽しめる同フェスは8月20日まで開催中。野外大型フェス「stadium fes.」は、8月29日・30日・31日に東京・味の素スタジアムにて。チケット発売中。さらに、今年は初の海外公演も開催。9月13日に台湾、10月18日にシンガポールにて。