本を読めば人間関係の予習ができる!? ぴあから発売中の書籍『なっちん占い』について、著者で占術占法研究家の平賀隆生(ひらがりゅうせい)さんに教えていただきました。

本文:古代中国にルーツを持ち、江戸時代に大流行したという「なっちん占い」。その人の誕生日(生年月日)の「干支」から、生まれ持った運命とキャラクターを知ることができる占いで、「納音(なっちん)」と呼ばれる30種類のキャラクターに分類されているのが特徴です。
 

ぴあから発売中の書籍『なっちん占い』では、誕生日から簡単に自分の「なっちん」を調べて性格を占うことができます。先日、カフェ・トリオンプのトークライブ「グラ☆スタ!バンバン定例トークライブ Vol.51」に出演したグラビアタレント7人に「なっちん占い」に挑戦してもらい、その結果による彼女たちの仕事や恋愛話の模様を記事でお届けしましたが、「なっちん」による性格や相性占い、そして和み系のキャラクターイラストは現代の20代女子たちにも好評の様子でした。

そこでウレぴあ総研では、書籍『なっちん占い』の効用と特徴をうかがうべく、著者で占術占法研究家の平賀隆生さんにお話を聞かせていただきました。

──よろしくお願いします。まず、今回発売された書籍『なっちん占い』について教えてください。

「なっちん」自体は昔からあり、「四柱推命」の一要素として占いの世界では知られてきたものです。しかし「なっちん」を独立した占いとして使うことはほとんどなく、どちらかといえば補佐的な使われ方をしてきました。それはなぜかというと、古い文献にある「なっちん」の解釈と、現代人を見るときの解釈が違ってきていて、昔と現代では価値観も違うし、物の見方も変わっているので、昔の「なっちん」の解釈そのままで現代人を見るとピンとこなくなっているからです。

しかし「なっちん占い」が数ある占いの中でも的中率がズバ抜けて高いものだというのは経験上わかっていたので、長い時間をかけて、現代風に合わせて再評価し、新しい占いとしてまとめたのが、この「なっちん占い」です。