例えば、1990年代後半の40代受賞者は下の通り。
第6回(1995年) 和田アキ子(歌手)
第7回(1996年) 田丸美寿々(キャスター)
第8回(1997年) 小林幸子(歌手)
第9回(1998年) 小柳ルミ子(歌手)
第10回(1999年) 天童よしみ(歌手)
一方、直近5年間の受賞者は下の通り。
第19回(2008年) 江角マキコ(女優)
第20回(2009年) 真矢みき(女優)
第21回(2010年) 大塚寧々(女優)
第22回(2011年) 草刈民代(女優)
第23回(2012年) 檀れい(女優)
1990年代後半は大物の演歌・歌謡曲の歌手が選ばれていたが、ここ数年は中堅女優が選ばれているのが見て取れる。
この10数年で、男性も女性も、明らかに40代女性への視線が変わったのでは?
以前は30代後半から50代にかけて「中年女性」という言葉で一くくりにされていた。ところが、「アラフォー」という言葉が生まれた2008年くらいから、40代女性への視線が変わったと思う。雑誌『美ST』(光文社)が美熟女に替わる「美魔女」というコンセプトを打ち出したり、「40代女子」をターゲットにした雑誌『GLOW』(宝島社)が創刊されたり、女性ファッション誌は、40代女性に対してポジティブな定義を打ち出している。
『美ST』は、2010年から国民的美魔女コンテストを開催。キャッチフレーズは「美しい40代がニッポンをアゲる!」と元気がいい。背景としては、バブル世代の価値観、アンチエイジングの定着等が挙げられるだろう。
さすがに私も「40代女子」という言葉には抵抗を感じたが、言葉の定義は時代によって変わるもの。例えば、「妙齢」という言葉は、30代後半から50代にかけての中年女性をイメージさせるが、もともとは「女性の若くて美しい年頃」をいったのだ。
もう一度、ベストジュエリードレッサー賞の歴代受賞者一覧に目を通した。
第1回(1990年)から第9回(1998年)までは、最年長の受賞カテゴリは「50代」だった。ところが第10回(1999年)から、「60代以上」という新しいカテゴリが作られた。ちなみに初の60代以上の受賞者は、雪村いづみ(歌手)だった。
そろそろ「70代以上」というカテゴリの新設が検討されているかもしれない。そして、YOU、小泉今日子が50代になった頃、きっと女性ファッション誌は「50代女子」を打ち出しているに違いない。
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