みきもと凜の人気少女コミックを原作に、教師と生徒の秘密の恋を描いた『近キョリ恋愛』の完成披露上映会が1日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の山下智久、小松菜奈、水川あさみ、小瀧望(ジャニーズWEST)、山本美月、メガホンをとった熊澤尚人監督が舞台あいさつに立った。
最強のツンデレ英語教師・櫻井ハルカ(山下)と、超クールな天才女子高生・枢木ゆに(小松)が、教師と生徒という一線で揺れ動きながら、思いを寄せあう。山下は「自分にとっては初めての純愛ストーリー。細かい表情で、気持ちを伝えないといけないので苦労したが、いいものができた」と自信のコメント。ツンデレ教師という役どころについては「普段は相手に強く言うってことがないので、“ツン”の部分は楽しく演じた。すごく気持ちよかったです」と振り返った。
一方、ヒロイン役の小松は「原作ものなので、不安もあったが、演じることを楽しんだ」といい、「今回は山下さんに振り回される側でした」と女優デビューを飾った『渇き。』で演じた小悪魔キャラとの違いを語った。
山下と小松は初共演で「すごく人見知りでシャイな子。でも等身大の18歳で、現場を和ませてくれた」(山下)、「山下さんも静かでしたよ。お互い、人見知りだってわかりました」(小松)と第一印象も明かした。
『君に届け』で知られる熊澤監督は「すごくいいですから。自画自賛です」と出来ばえに胸を張り、「すごく大ヒットしている原作なので、実写化は難しいと思ったが、ここにいる俳優陣がそれぞれ難しい役を見事に演じてくれた。お礼を言いたい」と感謝の意。檀上で和気あいあいとトークを繰り広げるキャスト陣を見つめ「現場もこんな雰囲気。僕は『楽しそうでいいなあ』と眺めていた」と話していた。
『近キョリ恋愛』
10月11日(土)全国公開
取材・文・写真:内田 涼