箸で持ち上げると透けるほどの薄い、ふる川の「ひもかわ」
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「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録で沸く、群馬県・桐生市が誇る伝統うどん「ひもかわ」。

「ひもかわ」とは、普通のうどんよりも幅広で薄い、名古屋名物「きしめん」をさらに大きく伸ばしたようなうどんで、元々北関東の小麦粉を主食としてきた群馬県民にとって、うどんはまさにソウルフード。日々の食卓から冠婚葬祭の食事まで、なくてはならないものだとか

「ひもかわ」の由来は諸説あるようですが、忙しく働く労働者の人々もスルッと食べられるように、1本(1枚?)の幅が大きくなっていったのだそうです。

 

しかし近年、この「ひもかわ」がますます「幅広」になっているとの情報をキャッチ! そこで、今回は地元でも行列の絶えない、話題の名店2軒に伺ってみました!

ウワサがウワサを呼び、他県からのお客さんが殺到

東武桐生線・相老駅近くのロードサイドに位置する「ふる川」。
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1件目は「麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店」。この日は平日にもかかわらず、お昼時から超満員!ラストオーダーの14時を過ぎても行列が絶えません。駐車場の車のナンバーを見てみると、成田、習志野、湘南と、群馬県外からも多くのお客さんが訪れているようです。やっと落ち着いた頃、店主の古川さんにお話を伺いました。

古川さん: 「ウチは県外のお客様が5割以上。地元のお客さんも多くいますが、『ひもかわを一度食べてみたい』という方が、群馬観光がてらわざわざ立ち寄ってくれますね」

早速、名物の「もりひもかわ」を注文します。到着してビックリ!これがうどん?まるで巨大な湯葉のような見た目です。

初対面の「ひもかわ」。初見でこれがうどんだとは気がつきません…。
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