反対に、一番近くにいるのは?
さて、反対に家族の中で一番近い存在は誰でしょう。
答えは、お母さんでも子どもでもなく、ペット! なのだそうですよ。
ちなみに、ペットとの心理的な距離は「34メートル」という数値が発表されています。
確かに、ワンちゃんやネコちゃんは私たちを癒してくれる存在であり、お父さんにとってもお母さんにとっても子どもたちにとっても、愛すべき存在。そのような理由から「心の距離」が近いのかもしれません。
“子離れ”を心の距離ではかってみると…
それでは、お母さんと子どもの距離についてはどうでしょう。
「子どもとの距離」にスポットを当てて聞いたところ、20代のお母さんは子どもとの理想と現実の距離が等しくなり「6メートル」でした。
おそらく子どもたちもまだ小さいので、お母さん主導で“理想的なよい距離”を保つことができているのではないでしょうか。
一方、60代のお母さんたちは子どもたちとの心の距離の“理想”が「54メートル」、”現実“が「70メートル」と、理想、現実とも距離が開き、上手に子離れしている様子が見えました
60代のお母さんたちの子どもといえば、30代、40代なども多いと思いますので、大人同士の「個」と「個」としての程よい距離感を保っているように見えます。
さて、お父さんと子どもの距離についても見てみましょう。
20代のお父さんは子どもとの“理想”の距離は「11メートル」、“現実”の距離は「26メートル」と、ちょっと理想と現実の心の距離に開きがあります。
同じく60代のお父さんたちは子どもとの“理想”の距離は「24メートル」、“現実”は「58メートル」となっており、お母さんよりも子どもと心理的に近くにいたいという思いが見えてきました。
でも、実際には理想の距離が近いまま、現実の距離が開き、ギャップが生じているようです。
この調査結果を見てみると、お父さんたちは小さな子どもたちはもちろん、大人になった「子どもたち」とも心の距離を近づけたいと考えている人も多そうです。
大人になっても、別々に住んでいても、たまには連絡をしたり、一緒に食事などをすると喜んでくれるかもしれませんね!