既婚女性の余裕・行動力・積極性は見習いたい

今回挙げた3人の事例はすべて、子なし・共働きのDINKSのもの。ドラマ『昼顔』ではひとりは子なし、ひとりは子持ちの主婦が不倫をしていましたが、子どもがいない既婚女性のほうが自由に動きやすいのは明らか。彼女たちに共通するのは、自身の「女」の一面を認めてくれる存在を欲しがっていること。

結婚に慣れて安心しきった夫は、妻をひとりの女性ではなく、「お母さん扱い」してしまいがち。「そもそもまだ子どももいないのに、どうしてママ扱いされるの!?」と既婚女性は憤慨するのです。

あるいは夫からよくも悪くも「空気」のように扱われ、何もケアしなくても常に傍にいる存在だと思われ、適切なケアをされずに不満がたまるケースもあります。

とはいえ、独身女性にとっては、恋愛からあがったはずの既婚女性が再び恋愛市場に参入してくるのは迷惑な話。恋愛・結婚相手となる貴重な独身男性を奪われると、パートナー選びに支障をきたしてしまいます。

ではどうすれば、既婚女性たちに負けることなく、独身男性をゲットできるのでしょうか。男性は既婚女性の「安定感」「(既にパートナーを持っているがゆえの)余裕」を評価しています。既婚女性に「焦り」は一切見られません。帰る場所(ホーム)を持っているからこそ、男性と自然体で接することができるのです。

この他にも(パートナーがいる、という事実はさておき)、積極的に動く「行動力」「積極性」は見習うべきポイントかもしれません。草食系な男性が目立つ現代は「女性から攻めるのはよくない」と待ちの姿勢でいても、男性から寄ってきてくれない時代です。キーワードは余裕・行動力・積極性の3つ。恋愛市場で既婚女性に負けることがないよう、意識してはいかがでしょうか。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。