アルパカ写真展
さてさて、せっかくなのでアルパカたちの写真とともに、彼らの生活や牧場について改めて紹介しよう。
アルパカは南米原産の動物で、ラクダの仲間。言われてみると、顔立ちはラクダっぽい。
ひづめはこんな感じ。
人との関わりは古く、アンデス地方ではインカの時代から家畜として重宝されてきた。
実は、肉も食べられるそうだが、鵜名山さんが聞いた話ではあまりおいしくないそうだ。
なにやら、かじるのが好きみたいで、上着に食いついてくる。
アレンやまさひろも、ロープや柵などをかじって遊んでいた。この遊び、流行ってるのかしら。
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ご存知の通り、モコモコの毛は織物などに利用されている。
こちらの牧場では、隣接する障害者援護施設“大福コスモス園”と協力して、アルパカの毛で作ったストラップやブレスレットを販売している(各500円)。
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もともとは高地で生活している動物なので、日本の蒸し暑さは苦手。
放っておくと毛は際限なく伸びて熱中症を引き起こしてしまうので、年に1回の毛刈りは欠かせないのだそうだ。
毎年5月から6月ごろにバリカンで散髪するそうで、その直後はイメージとはだいぶ違う姿になってしまう。
モフモフのアルパカが見たい人は、毛刈り直前の4月ごろに訪れるのがベストだ。
氷取沢ファミリー牧場では、このモコモコのアルパカに触ることもできる。
100円の入場料に加え、300円のエサを購入すれば、エサやりなどのふれあいが可能。
金井さんの手からはもちろん、筆者の手からも食べてくれた!
料金はそんな安いんだ、という感じだが、利益を出すよりも「市民と動物の交流の場」としての存在であることを優先しているのだそうだ。
土日など、多い日には60人ほどの来場者が訪れるそうで、繁忙期にはアルパカたちの体調管理のためエサの数が制限されることもあるので、悪しからず。
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また、アルパカは臆病な動物。
走って追いかけたりすると、ツバを吐きかけてくる。
アルパカとの交流に年齢制限などはないが、小さなお子さんと一緒のときはご注意を。
取材を終えて
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この牧場では、毎年5月にはバンドを呼んで音楽祭が開かれているそうで、今年も開催の予定。それに合わせて行ってみるのも面白そうだ。
毛刈りの前と後に見に行くのもアルパカならではの楽しみ方かも。
横浜市内で唯一、アルパカのいる牧場。
お客さんは家族連れやカップルが多いそうだが、一人で来る人もいるんだそうだ。
生のアルパカを見てみたいという人は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
◆氷取沢ファミリー牧場
住所/神奈川県横浜市磯子区氷取沢町635
電話/045-771-4122
営業時間/10:00~16:00(11月中旬から2月中旬は~15:30)
定休日/月曜、月に2回火曜
※本記事は2013年2月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。