「息子の授業参観があるとわかり、ずっと妻が有給を取って行ってくれていたので『今回は僕が行く』と伝えていました。
会社に有給休暇を申請していたのですが、参観日の数日前から体調が悪化し、前日は40度を超える熱で動けない状態になってしまいました。
『仕方ないわね』と妻がため息をついて急遽行くことになり、時間給を取ったと言われて『本当にごめん』と何度も謝りました。
参観日の当日、学校にいる妻からLINEで届いたのは『お父さんが来ているところも多いのに、うちの子はかわいそうよね、いつも母親ばかりで』というメッセージが。
こっちも好きで寝込んでいるわけじゃなく、息子にも何回も謝罪したし、妻に代わりに行ってくれることへの感謝も伝えたのに、『まだ言うのか』と本当にうんざりしました。
既読スルーで放っておいたら、その後帰宅した妻からは『早く体調を戻してよね』と嫌味を言われる始末で、感謝の気持ちもすっかり薄れましたね……」(33歳/ITインストラクター)
愚痴を吐きたくなる気持ちはわかるとしても、謝罪も感謝もしているのに追い打ちをかけるようなメッセージは、関係の溝を深める一方といえます。
このケースでは「体調を壊すほうがおかしい」のが妻の主張で、煩わされたことへの迷惑な気持ちがまず前に出ています。
それに対する夫の気持ちをまるきり見ていない状態では、まともな愛情が伝わる会話はできません。
責められた側はそれをずっと引きずって生活していくことを忘れると、夫婦仲は改善できないのですね。
関連記事




























