今週のテーマ「単一豆から生まれたピュアな味わい『生粋』シリーズ」

メーカー:サッポロ
商品名:生粋 ORIGINAL

 

「生粋」シリーズはその名の通り、ブラジル単一豆を使用して生み出された缶コーヒーだ。その中でもこの「生粋ORIGINAL」は、ほのかにザラリとした舌触りと単一豆ならではの濃厚でストレートな香り、そして甘味が生み出すコクが特徴の非常にバランスの取れた逸品である。強烈なインパクトこそないが、すべての要素においてハイレベルな本品は、言うなればダチョウ倶楽部のリーダー、肥後克広。コントではツッコミ役だが、3人そろってのトークではボケを連発、さらにモノマネも自由自在。変幻自在に立ち回る彼がリーダーとしてまとめているからこそダチョウ倶楽部はグループとしての輝きを放っていられるのだ。そんな肥後克広のように、「生粋 ORIGINAL」もまた今後の生粋シリーズのまとめ役として絶対的なポジションを確立している。

【成分(100gあたり)】

エネルギー(kcal)  36
たんぱく質(g)  0.3~0.9
脂質(g)  0.1~0.7
炭水化物 7.6
ナトリウム 44
糖類(g) 記載なし

 

コク ★★★☆☆
キレ ★☆☆☆☆
香り ★★★★☆
甘味 ★★★★☆
苦味 ★☆☆☆☆

 


メーカー:サッポロ
商品名:生粋 MILD微糖

 

微糖というと糖分が控えめだがその分甘さも控えめ、というイメージがある。しかしこの「生粋」シリーズにおける微糖はしっかりと甘いのが特徴だ。本当に糖分カットされてるの? と心配になるほどだが、そこはきちんと通常の缶コーヒーに比べて80%カットされているので安心してほしい。生粋ORIGINALとの違いはやや口当たりがマイルドになり、多少の酸味が出ている点だろうか。これ一本でも美味しく飲めるのだが、他の生粋シリーズと比較してみるとより微糖の良い点が際立つ仕上がりであるといえる。そしてこれは、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンにも通じるところだ。肉体派芸人として、また多趣味なコレクターとして様々な顔を持つ寺門ジモンは、一人でも十分に面白いのだが、ダチョウ倶楽部としてそろっているときがやはり一番生き生きとしているように思う。この「生粋MILD微糖」は、ぜひ他の 「生粋」 シリーズと合わせて楽しみたい。

【成分(100gあたり)】

エネルギー(kcal)  17
たんぱく質(g)  0.2~0.7
脂質(g)  0.1~0.7
炭水化物(g)  3.0
ナトリウム(mg) 47
糖類(g)  1.3

 

コク ★★★☆☆
キレ ★☆☆☆☆
香り ★★☆☆☆
甘味 ★★★☆☆
苦味 ★★☆☆☆




メーカー:サッポロ
商品名:生粋DEMITASSE EXTRA

 

現時点での「生粋」シリーズ最新作がこの「生粋DEMITASSE EXTRA」だ。他のデミタス系缶コーヒーの例に漏れず、本品もやや量が少なめでその分濃厚な味わいを実現している。なんとコーヒー豆はORIGINALの1.5倍。さすが最新というだけあり、その香りや濃厚さ、コクの深さはシリーズ随一であるといっていい。これをダチョウ倶楽部で例えるなら、グループのもっとも濃い部分、つまり上島竜兵だ。熱湯風呂や「どうぞどうぞ」といったダチョウ倶楽部のネタのほとんどで主役となる上島竜兵のように、「生粋DEMITASSE EXTR」もまた「生粋」シリーズの看板を背負って存在感を見せつけることができるか、注目である。




【成分(100gあたり)】

エネルギー(kcal) 42
たんぱく質(g)  0.6~1.5
脂質(g) 0~0.4
炭水化物(g) 9.2
ナトリウム(mg) 93
糖類(g) 記載なし

 

コク ★★★★☆
キレ ★★☆☆☆
香り ★★★☆☆
甘味 ★☆☆☆☆
苦味 ★★☆☆☆


 

やまだい・ゆうき 映画、漫画、ゲームなどエンターテインメント関連の記事を中心に執筆するフリーライター。飲料では特にコーヒーとカフェオレをこよなく愛しており、これまでに数百もの缶コーヒーの感想を記録している。ブログ