「妻とはずっとレスで、俺が誘っても断られるばかりでいつからか同じベッドで眠ることも気が進まなくなりました。

離婚を考えたのは、ある夜『迫ってこないでね』と妻にいきなり言われたときで、忘年会に出席して酔っ払いの俺を警戒していると気がついて、ショックを通り越して怒りが沸きましたね。

『今さら何もしないよ』と返したら今度は『そんな言い方をしなくても』って妻は不機嫌になり、さっさと背中を向けて毛布をかぶる様子を見ていたら、本当にイヤになりましたね。

イライラが消えずにその夜はリビングのソファで寝たのですが、次の日に『娘が喧嘩したのかって気にするから、ちゃんとベッドで寝てよ』と嫌味のように言われて、その日から妻がベッドにいるときはイヤホンで音楽を聴くようにしています。

これもきっと妻は気に入らないと思うけど、レスでつらい俺の気持ちなんて微塵も考えてもらえないわけだし、文句を言われたら堂々と言ってやろうと思っています。

でも、『レスが原因で夫のほうから離婚を切り出した』って想像したら、俺がそれしか頭にないみたいに周りに思われそうでできません。

ひとり娘はかわいいし娘と3人のときは妻とも普通に話せるので、いわゆる仮面夫婦状態でもいいやと割り切るしかないです。

寝る時間になると毎日ストレスを感じますが、娘が独立したら『熟年離婚もありかな』なんて考える自分がいます」(40歳/人事)

配偶者とのレスに悩むのは男性も同じで、断られる側なのに追い打ちをかけるような言葉が飛んできたら、妻への愛情も危うくなります。

離婚の可能性をずっと抱えながら夫婦を続けるのは、「娘がいるから」と短く男性は答えましたが、溜まり続ける不満をどうするかは別の問題です。

妻以外の女性に解消を求めるような事態は避けるべきで、妻との関係に改めて向き合う気持ちが必要だと感じます。