学生ならではの注意点は? 採用担当者にインタビュー
気軽に来られる面接会で、たくさんの方がゲストを笑顔にさせるキャストを夢見て集まっていることがわかりました。
ではたくさんの人のどこを見て採用しているのでしょうか?
東京ディズニーリゾートを運営する、株式会社オリエンタルランドのキャスティング部で、キャスティンググループのマネージャーとして面接会を担当する、春山 修一郎さんに直接お話を聞いてみました。
――面接ではどのような部分を重視していますか?
春山さん:キャストの仕事は、ひとりでは成り立ちません。色々な人と接点がないといけないので、チームワークを非常に大事にしています。
その中で「挨拶がきちんとできているか」「アイコンタクトをして話ができるか」「笑顔で話すことができるか」といった、コミュニケーションの基本となる行動ができているか、チームワークを持って働ける方かを見させていただいています。
――面接を担当しているのはどのような方ですか?
春山さん:私たちは、面接官を「インタビュアー」と呼んでいます。インタビュアーは、スーパーバイザーと呼ばれる、パーク内の時間帯責任者を中心に、人事部門などが担当しています。
面接は一緒に働く仲間を見つける場でもあります。日頃キャストとして働くスーパーバイザーが、単に労働力ということではなく、自分の職場に合うかどうかなどを見極めています。
――面接会には大学生も多く来ています。学生がキャストになる上での注意点などはありますか?
春山さん:大学生だからということで判断することはなく、もっとも重要なのはチームワークだと考えています。キャストの特性としては人物面が重要で、経歴等でキャスト採用の可否を決めることはありません。
しかし、学生は授業があり、最近では祝日でも授業がある学校も多いため、シフトの調整といった部分は、学生ならではの注意点になります。
パークはどうしても繁閑の差があるため、大学生の方には土日という働きやすい曜日に入っていただくと非常に助かります。
注:土日専門(休暇シーズンは週3~4日)の勤務形態でも、祝日は原則勤務となっています。
――キャストのチームワークを引き出す施策は何かありますか?
春山さん:1つのロケーションに100人以上のキャストが在籍していることもあるので、ロケーションでは、トレーナーと呼ばれる先輩キャストから、1対1でトレーニングを受けます。また、何かあったときに、トレーナーに相談できる体制をとっています。
また、上司が「ファイブスターカード」というカードを渡し、良いサービスをその場でフィードバックします。
「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」では、優れたホスピタリティをキャストが互いに認め、称え合う機会をつくることで、自分が働いていてよかったなと思える環境を作っています。
――キャストのモチベーションを高める施策を教えてください。
春山さん:毎年行われている「サンクスデー」というイベントがあります。
このイベントは、準社員のキャストのために、閉園後のパークを貸し切り、上司が準社員をもてなす、特別な体験ができる機会です。
上司は準社員をもてなすことで、日頃の感謝の気持ちを伝えます。上司のコスチューム姿も見られるので、みな、楽しんでいます。
また、ゲストの立場で上司にもてなされることで、ゲストの気持ちや目線を改めて確認することができます。
――やはりキャストで一番大事なのは「チームワーク」なのですね。
春山さん:そうですね。ゲストが入園してから退園されるまでに色々な体験をすると思いますが、たくさんのキャストと接しています。ゲスト1人にキャスト1人で完結することはありません。
ですので、1人ではなくチームでゲストに対応する上でチームワークを大切にしています。