同じ役の過去と現在を演じた広瀬すず(左)と篠原涼子

 映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の完成披露舞台あいさつが30日、東京都内で行われ、出演者の篠原涼子、広瀬すず、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、大根仁監督が登壇した。

 本作は、日本でも話題になった韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』をリメーク。高校時代の親友が余命わずかだと知った専業主婦の奈美(篠原)が、コギャル時代の親友と連絡を取ろうと奔走する姿を描く。

 劇中の楽曲は、1990年代の音楽シーンを席巻した小室哲哉が担当しており、篠原にとっては約20年ぶりのタッグとなった。

 篠原は「韓国の作品を見させていただいて、演じてみたいと思ったところから、小室さんとご一緒の時代背景を大根さんが考えて、そこに小室さんも関わってくるということで、すごく衝撃的な運命を感じました」と経緯を説明した。

 さらに「デビューして小室さんと出会って、歌を歌うきっかけになって、テレビやメディアに出させていただいたので感謝しています。そのお返しができなかったので、こういう形でご一緒できることにはご縁を感じていますし、すごく感謝しています」と話した。

 また、若き日の奈美を演じた広瀬とのツーショットも披露した篠原は「広瀬すずちゃんが私の過去と聞いた瞬間、『広瀬すず似の整形をしてください』と言いに行こうとしました。申し訳ないぐらいかわいいじゃないですか。でも、正直うれしいと思いました」とコメントした。

 広瀬は大根監督から「間ができたら駄目」と演出されるほどハイテンションな役作りでコギャル役に挑んだといい、「私も大人になった姿が篠原さんと聞いて、どうやったら(キャラクターが)つながるのだろうというぐらいはじけてしまったので反省しています」と明かした。